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2009/02/03
泣け歌の後「ちびとふとっちょ」に関する日記
僕は背が低い子供だった。
親父も背が低い。
完全なる遺伝。
DNAは逃れられない運命のようなものだ。

背が低いくせに小学5年生にして彼女がいた。
親父も女性に強かったようだ。
完全なる遺伝。
DNAは逃れられない運命のようなものなのだ。

ところがこの彼女、学校でも1、2を争う背の高さ。
その頃の僕は背の順番で並ぶと一番前。
ちびとノッポの完成である。ゴン太君もびっくりである。

男が高くて女性が低いと言うのなら見栄えもいいが、小・中学生の男女が二人で歩くとに男子の方が低いともう格好の餌食である。
「キスする時は彼女がしゃがむんか?」などとデリカシーのかけらもないことを言ってくる大人もいたなぁ。
ただでさえ背が低い事が嫌だったのに、彼女が出来てしまったため?なおさら自分の背の低さが嫌になった。

この他にも僕は自分の声が嫌いで仕方がなかった。
小学生にしてブルースシンガーのようなかすれ声だった。
合唱コンクールで歌うと僕だけ飛び抜けて目立ってしまう。
目立つ事が嫌な時期は誰にだってある。
いや、目立ちたい時期だって目立ちたくないものはある。
僕は高校生になるまで人前で歌う事を極端なくらい避けていた。

ところがどっこい。
このかすれ声こそが未来の僕を救う事になるとは。。。

そう、昔ほどでないにしろ、僕の声は今も若干かすれている。
これが歌う事を生業とする今、とてつもない武器になっている。
ちびだった過去のおかげで、泣ける歌と賞される事になった。

コンプレックスとの付き合い方は紙一重。
自分の捉え方、光のあて方でどうにでもなるのだ。

ちびとふとっちょを書くにあたり、なるべくコミカルに書こうと思った。
絵本のような、童話のようなストーリがいいなと。
それがこのたびこのように取り上げられ、素直に嬉しく思っている。

ちでとふとっちょだけでなく、人には一つや二つコンプレックスがあるもんだ。
ただ、自分で気にしているほど周りはそうは思っていない事。
僕が女性の体型を全く気にしないように、その自分のコンプレックスの部分をなんとも思わない人がいる事も忘れないでいてくれれば、あの歌を書いた作者として本望だ。

コンプレックスはやっぱあった方が良い。
その分優しくなれるし、向き合えたとき、もっと自分を好きになれるから。


追記、泣ける歌、どうでしたか?
ずっと応援してくれているファンの方からしたら意外な曲だったかもしれませんね。
テレビで初めて知ってもらった方には、もっともっと僕らの歌を聴いてもらいたいです。
ぜひ2月11日の渋谷クアトロのワンマンライブに来てもらえたらなと思います。
初めての方もぜひご来場下さい!!
詳しくはホームページ内のLIVEにて。

 
2009/02/02
続、僕は矛盾を恐れない

僕は矛盾を恐れない

昨日は昨日の考え

今日の今日の考え

答えが違っていてもいいのだ

僕は矛盾を恐れない


という詩を書いたのが22、3の時だったと思う。
当時、姫路のライブハウスの社長(わりとクールな方)がひげを触りながら「あの詩はいいなぁ」とボソッと言ったのが、未だに心に残っている。どんな矛盾があったのだろうか(笑)?

今読み返して悪くない思想ではあるが、なんか「俺、良い事書いてるでしょ?」という「う、、うん、良い詩だね。才能あるね」という答え待ちのような当時の僕の次男坊的心境が見えてくすぐったい。
先日も、ふと部屋の中で気がついた。
僕らは肉を食う。
つまり他の命を頂いて生きている。
どれほどのきれいごとを述べようと、どれほどの動物への愛を語ろうとこの矛盾は消えない。
それでも僕らは生き物を見ると可愛いと思えるのだ。
僕らは生まれた時から矛盾を背負っている。
(ちなみにヘビやクモを見て可愛いと思えないプログラミングはどんな神の思惑があるのか知らないが、ヘビクモ側に立つと心痛い。)

どんな事を言っても、それに対し賛否両論ある。
賛辞の中には純粋まっすぐすぎて危険なものもある。
否定する意見の中には悲観的すぎて前に進まないものもある。
右には賛辞の声。
左には否定の声。
さぁどっちを選ぶ?と聞かれたとき。
一休さんのように「右も左もダメなら。では、真ん中を歩きましょう!」なんて浅いトンチでは打ち首ものである。
真ん中でもダメ。
僕らは知って知らずか、ことあるごとに、その度、真ん中を歩きつつも少し右寄りに歩いたり、左側に近い方を歩いたりしている。

必ずある右と左の声。
僕はこうやって表現する以上、ここでは何を言われようが僕の答えが答えだというルールを作っている。
どんな事を書いても賛否ある事も知りながら、いや知っているからこそ。
その自信は今日までの痛みだったりもする。
この文章も気がつけば少しどちらかに寄っているのかな?
それでもいい。

僕は矛盾を恐れないのだから。

 
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