THE NEUTRAL オフィシャルホームページ
InformationProfileDiscographyLive歩道橋の上気まぐれ日誌+スタッフ日記 TOP
TicketRequestGoodsMail MagazineHotLinePhoto
2011/04/11
僕が間近で見たロックンローラー
昨日は本当に素敵な一日だった。
僕が一番間近で見たロックスターはこの人たちだった。
ストーンズも、ビートルズも、オアシスもみーんなテレビの中。
残念ながら地元はビジュアルの聖地だったので、僕の望むロックスターはいなかった。

ツアーに廻って、先輩方と出会い、僕はシビれた。
ロックンロールを初めて生で見たのだ。

その時に出来た歌が「歳の取りかた」。
まだ僕らがアイドル的と言えば言い過ぎだけどその要素が強く、黄色声援を浴びている中、「僕のちんこにも毛がはえ」と歌った時に、兄さん達から「おい!しげるがちんこって歌ったよ!」と褒めてもらったのを覚えている。
それは憧れの不良の先輩に「お前ケンカ強いな」と言ってもらった以上に嬉しかった。


10年ほど前、僕らはブワラーエンジン、ソルビットという大好きな先輩方とツアーに廻った。
僕はこのツアーに招いてもらった事を10年経った今でも、いや、10年経った今だからこそありがたく思っている。
あそこで一緒に廻れていなかったら僕らの今はなかったと言ってい良い。

昨日のライブで安井さん(EX ソルビット)が「in the rain」を歌った瞬間、涙が溢れ出た。

「流れる雲に飛びのれず 風に逆らい続けた 照りつけるお天道様を睨みつけて汗をかく」

あの頃分かっていなかった歌詞が胸を背中ごと持っていく。


「今いる君がそこに立ちなにか成せる事がある 時の流れを気にせずにいつかはれる空の下」
「涙見せず走り抜けていけ いつか晴れる雲の先へ」
「あぁ今日も落ちる雨の中」

今の自分と重ねあわしたり、そして10年前の僕らを思い出したり。

そう、歌を聴きながら10年前の僕らを見ていた。
代谷がまだ頼りなくて、ヘナチョコなTシャツを来て、でも夢を語るときはいつも真剣で、ダイちゃんもまだ酒を覚えていなくて、清正君も大好きなCDを持ってきては聴いてみてと車でかけたり。
デビューまでに300本のツアーをこなしていた僕らがいた。
未来を信じて疑わなかった僕らがいた。
若々しく、エネルギに満ちあふれ、バカで、乱暴で、表現がヘタで、でも強い僕らを。

僕はこういう風景を思い出す度に、10年前のメンバーに話しかける。
待ってろよ。
お前らの夢叶えてやるからよ。
お前らより格好良くあるからよって。

涙を拭きながら強く誓った。


そのあとのブラワーエンジンは圧巻だった。

でも長くなりそうなので、続きは明日あたりにでも。
 
2011/04/09
仮日記
今日はクレストでライブです。
仲間が近くでワンマンしてるので、あれですが(笑)。
負けないように最高のというか、いつもとちょっと違うセットリストにしようかなと。

楽しみます。

あと、ココロランドリーのコメント受け付けています。
詳しくはhpのトップ画面へ。

では、ライブで!!
 
2011/04/07
地震からもうすぐ4週間
地震からもうすぐ4週間となる。

僕はエンターテイメントに身を置くものとして「自粛」「不謹慎」と言う言葉を恐れて、はやい段階で「俺はいつものスタイルで歌う」と公言した。エンターテイメントの線引きをしておかないといけないと思ったのと、この道を選んだ覚悟からだった。

そしてみんなには「日常を過ごそう」とメッセージを飛ばした。

その気持ちは今も変わらないが、東京も物資が落ち着き、少しずつ地震に関するさまざまな事が薄れていっているように思う。
僕は「まだだぞ!」と強く思う。

今もまだ、被災地には物資が不自由な場所が沢山あると聞く。
そこに故郷のあるミュージシャン仲間は今も呼びかけている。
その中で、みんなが忘れかけている、いや、安堵感と言おうか、その事を危惧している。


花見でも、友達と旅行に行くでも、仲間と飲み明かす、遊びに行く、何をしても良いと思う。
そんな事は「不謹慎」ではない。
ただ、心の中に今回の事を忘れなければ。
なーんもかんも忘れて軽口だけ叩くような時期では今はないと思う。
僕が、君がいる、この国はまだ困っている仲間がいる。
その事を忘れちゃいけない。
楽しい事はとことん楽しめば良い。
笑いあって、ばかやって、でも、その帰り道、少し今回の事を思い出そう。
そして、自分がこうやって笑いあえたりしている事に感謝をしよう。
今はまだまだそう言う時期だと思う。

僕もいろいろ考えるところもあるけれど、楽しい日記を書いていきたいと思う。
でも、その中で使う言葉は臨機応変に考えておきたい。
「流れる」「壊れる」「揺れる」と言う言葉をヘタクソに使うことこそが、「不謹慎」であり、「自粛」する事だと思っている。
とはいえ、内容に沿っていればこれはまた書くべきなんだけど。


一日一回、思い出そう。
めーーちゃ遊んで笑った帰りにコンビニでもなんでも募金箱にそっと小銭でも良い、入れる気持ちを持とう。
まだ忘れちゃいけない。
まだ消してはいけない。
 
2011/04/05
岩手のお父さん
昨日の千葉ルックでもお話ししたのですが、気になっていた方もいると思うので改めてここに書きます。


以前、ファンクラブ企画として「一人旅」と言う、たった1人でビデオカメラを持って旅をして来ると言う企画をし、それをDVD化したものがあったのですが、その中で、ベースのホームラン代谷は東京からヒッチハイクをして旅をすると言う企画を実行。
なかなかつかまらない中、一日経ってようやく乗せてくれた方が岩手県陸前高田市の方。

この企画以降も「岩手のお父さんだよ!」と連絡をくれては牡蠣やうにをたくさん送ってくれたりして、親交をもたせてもらっていた。

そして震災が起きた。
代谷が笑って映っていた陸前高田市や気仙沼の壊滅的な映像が流れていた。
胸が張り裂けそうだった。

僕は代谷に電話した。
「岩手のお父さんは大丈夫か?」
しかし、連絡が取れないとの事。
僕は心配で落ち込む代谷に、「大丈夫!代谷みたいに怪しげなヤツを岩手まで乗せてくれるような良い人なんだから神様は見捨てない」と励ました。
それくらいしか言葉は浮かばなかった。

一週間経っても連絡はつかない。
色んな安否情報をチェックするも出てこない。

そんな時、グーグルのニュースにその方の名前が検索で引っかかった。


なんとその方は、自らも被災者にも関わらず、震災後、廃材などを集めて建築業と言うのを生かしみんなの為に仮設風呂を作ったと書かれてあった。

その記事を読んで目頭が熱くなった。


代谷がぼそっと「もう人の為に働いているんやな」とこぼした。
今度は涙がぽろぽろと落ちそうになった。


そして、今日ようやく連絡が取れたらしい。
家族全員無事と言う言葉を聞き、胸を撫で下ろした。
もちろん、今回の事で沢山の方がお亡くなりになられている中、自分の知人が助かった事だけに両手を上げて喜ぶわけにはいかないのは分かっている。
ただただ、神様と言うものがいるのかは分からないが、空を見上げ手をあわせ感謝した。


たった一日とは言え、あの街を訪れた事のある代谷はあの映像をどう見ていたのだろう。
それを考えると息が苦しくなる。
行った事のない僕らが見ているのとはわけが違う。
それでも辛い、怖い、不安とこぼさずに気丈にその方の安否を調べ続けた代谷は格好良く見えた。
そう思うと、あの街を故郷として今違う地方におられる方々が、あの映像を見たときのショックを考えると言葉をなくしてしまう。


代谷が笑っていたあの街はなにもなくなってしまった。
岩手のお父さんの家も流されてしまった。
でも、今日の電話では岩手の父さんはいつもとなんら変わらなかったと言う。
そう思うと何もなくなってはいなかったのだと気付く。
津波は希望までは奪えなかったようだ。


希望がある限り僕らは生きていける。
希望がある限り僕らは何度でもやり直せる。


また大切な事を教わった。
もっともっとこの日々を輝かせていこうと心に決めた今日だった。


改めて被害に遭われたみなさま心よりお見舞い申し上げます。
そして多くの犠牲者のみなさまのご冥福をお祈り致します。


追記、少しだけ一昨日のライブの話を。
千葉ルックのライブ。
久しぶりに初めての恋じゃないから、チーズケーキを歌いました。
 
2011/04/03
Redemption Song
お昼の3時から曲を創作はじめて、家に着いたのが深夜2時。
はじめて曲を書いたのは20歳の時。
簡単な曲だった。
なーんも考えず、衝動だった。

あれから何曲書いただろう。

どれだけの人に届け

どれだけの人の心にメロディを残しただろう。


Bob MarleyのRedemption Songが僕の心を座らせる。

とってもとっても優しい歌。

でも、少しだけ胸がざらっとする。

それでいて最後には希望をくれる。


もう少しだけこの歌を今夜は聴こう。

ボブ、お前歌ヘタだけど、なんかいいな。
 
2011/04/02
ウソ

エイプリルフールでしたね。
なので今日はウソをテーマに。


人っておかしい。
つかなくていいウソをよくつきますよね。


一番オーソドックスなのが寝てる時に電話がかかってきたとき、なんで「寝てなかったアピール」をするのでしょう。
きっと「あいつ怠けてるなぁ」と思われたくないんでしょうね。
そしてなんで意識して声をでかめに張りも出しているつもりが相手には「寝てた?」とバレるのでしょう。


学生で言うと、テストの日に「昨日勉強した?」の問いに「全然してへん!」と言ってしまうとか。

男の「昔オレは悪かった」もほとんどウソですね。

異性と対面した時、わりとウソの自分が出ますよね。
途中で自分のキャラ設定が分からなくなってまう事も多々あると思います。
キャがもう戻せなくなって、でもそのキャラが受けてしまい、ずっとワケワカメなキャラで貫き通してしまったり。

「明日彼女とデートやねん!」と言えずに、「ちょっと明日親父に呼び出しくらってて」とさも神妙な面持ちで語ってみたり。

友達であるはずのグループ内に好きな人が出来たくせに、それを少し指摘された時に過剰に反応して否定したり。



でもね。
今日まで生きてきてね、分かったのがね。


みーーーーんな知ってるよ!!!


みーーーーんなそんなウソ見抜いてるよ。


みーーーーーーんなウソだと分かった上で付き合ってくれているんだよ。


みーーーーーーーーーんな劇団たんぽぽになってくれているんだよ。


ほとんどバレていると思うと笑ってしまいます。
でも、人はまたつまらぬウソをつくものなのです。
かくいう僕も。


ウソは人間が作り出した英知だと思います。
ウソは人しかつかない。
ウソは人を傷つける事もあるのに、人を救ったりもする。
そしてウソは人を怒らせる事も出来るけど、笑わす事も出来る。

ウソから発展した冗談は人を幸せにする。

さぁ、たまにはつまらぬウソをついて、つまらなくなりそうな人生にスパイスをかけ、ウソみたいに素晴らしい人生を送っていこう。


追記、こんな日記の後になんですが、過去の日記を振り返ると、2009年08月14日に、僕は地震について書いていました。
http://www.the-neutral.com/blog/index.php?page=10&datefile=200908&asc=
 
« back
Recent Diary
悔しい思い
たっちゃん誕生日
姫路に帰る
2025年
2024年
11月を抜ける
sammyさんにいく
1番かっこいい袋
DIRK BIKKEMBERGS
姫路懐古「手柄山遊園地」
マッサージャー
言いたいのだ
本屋にいくが
高級オセロ
趣味嗜好
虎と馬
無敵だったよな
もう10月なのか
2024年8月
アルバム完成

Archives
■ 2025/06 (1)
■ 2025/04 (1)
■ 2025/02 (1)
■ 2025/01 (1)
■ 2024/12 (1)
■ 2024/11 (1)
■ 2024/10 (12)
■ 2024/08 (1)
■ 2024/05 (1)
■ 2024/04 (1)
■ 2024/03 (2)
■ 2024/02 (1)
■ 2024/01 (1)
■ 2023/12 (1)
■ 2023/11 (1)
■ 2023/10 (1)
■ 2023/07 (2)
■ 2023/06 (1)
■ 2023/04 (1)
■ 2023/03 (2)
more ..

Recent Photo
noimage all photo

pplog2 by Rocomotion
pplog2 by Rocomotion


■ 過去の「歩道橋の上」はこちらから


http://www.the-neutral.com All rights Reserved.