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2015/07/29
紙一重
中学の時のめっちゃ賢い友達が「天才とアホは紙一重や」と円を書いてその半分から上の真ん中に線を引いて教えてくれた。
「凡人とアホと、凡人と天才には大きな区切りがあるけど、天才とアホは紙一枚分くらいの違いしかない。」

僕はそのとき、ものすごい感銘を受けたのだが、大人になり切った今でも、この言葉のすごさを感じる。
無謀と勇敢も紙一重。

紙一重は運が左右するものでもある。
でも紙一枚の分厚さは己の力でも突破できるのでは!?と思ったりもする。

歌っていく以上、僕は紙一重のところで生きていたい。
 
2015/07/28
無題

僕は人生の折り返しを廻ったと思う。
赤いコーンがあったならば、確実にくるっと廻った。
そして走ってきた道をまた折り返し同じ風景を見ている。

だからこそある程度の事が分かってきた。
それを哲学と言うのだろうか。
優しくなるには、賢く生きるには。

でもなぜ人を好きになるのか、なぜ届かぬとも夢を見上げるのか。
それらは未だに分からないまま走っている。
ただそれらは僕がどう感じようが、あがこうが、夕陽が沈むように、雨が降り出すように、自然とそこにあり、そっとやってくる。

僕はもっと作品を残さなければ。

 
2015/07/22
夏祭りを終えて

今年も夏がはじまった。
今年も夏が終わった。

そんな両極端な思いが「夏祭り」終わりには毎年押し寄せます。

懐かしい歌から最新の歌まで、おまけにちょっとした出し物的要素もあり、盛りだくさん。
昔からの人が来ても「変わらないなぁ」であり、何度も見た人が見ても「おもしろいなぁ」と感じるLIVE。
そういうLIVEをするバンドであり続けなきゃと思いました。

今回は後夜祭までも楽しく、さらには次の日のハルモニアまでがパックだったような、、、そんな素敵な夜でした。

次の姫路は10月24−25日。
次が決まってるってすごいですね。

次と言えば僕はこっそり今月に横浜でソロライブがあったり、8月中旬にも本八幡でLIVEがあるのですね。
どうやら僕の夏は始まったようです。

あぁ、早く次のワンマンLIVEがしたい!!

 
2015/07/16
あおくせぇーーけど、わるくねぇ
ipodをシャッフルしていたら、姫路にいた頃の僕らの歌が流れてきた。
懐かしい風が吹いた瞬間、僕の下手すぎる歌が流れて道の途中でうずくまりそうになった。
ロックとはしゃがれる事と思い喉を鳴らし回って歌う姿、語尾が「あぁん」と裏返る変な歌い方、とにかくピッチが上の部分で全く当たってないところ。
よくこれで堂々と販売していたものだと、知らないと言うのは最強な事だと思い知った。うずくまりながら。
と、同時にその歌を聴きながら僕は大学の湿気臭い1Fの教室を思い出してた。


人生であれほど人を好きになったことがあるだろうかと言うような恋をした。
彼女とはギリギリ挨拶が出来る間柄。
僕はなんとか彼女の気を引きたくてすれ違うたびに友達とはしゃいでアピールをしている。
服も髪の毛も奇抜なものを選び彼女の視線を求めている。
でも彼女はそんな僕の気持ちを知るはずもなく窓の外を眺めている。
薬指には誰かからもらってあろう指輪が光っている。
僕はその切なさを誤摩化すように、また仲間たちとはしゃいでいる。
さっきより少し大げさめに。


一番最初に出したCD『チリリンGo!』の中の「世界でたった一つの」にはそんな頃の僕が立ち尽くすようにいる。
この頃の作品は経験談も多く含まれており青臭いのだが、久しぶりに会うあいつは不器用で乱暴で繊細で、なんだか少し笑ってしまった。


演奏も歌も、作品としても頼りなく今後も聴き返すかと聞かれれば答えを誤摩化すけど、なぜだか昨日はそう悪くなく僕の胸を包んでくれた。


さぁ、今週末は姫路でワンマンLIVEだ!
ぱーーーっと楽しくやりたいと思う。
後夜祭も今回は今までとは違う楽しさで行こうかと思ってます!
お楽しみに!!


追記、先日の盆踊りも楽しかったなぁ。
姫路でもオレの大好きなクレープ売りたいもんです。笑

ちなみにこっそり8月本八幡でソロライブ決まってます。笑
くわしくはliveから
 
2015/07/04
余白のある社会になってほしいなぁ
 
入れ墨を入れた外国人の方が日本の銭湯で入浴を拒否されて問題になっていたことがあった。
よくよく考えると銭湯では「入れ墨お断り」というのをよく見る。
バンド先輩で元ヤクザというパンチの効いた経歴の方がいらっしゃるが、その方はもちろん拒否されまくるらしい。

僕がガキの頃はよく銭湯にヤクザがいた。
あの入れ墨を生で見れる場所は銭湯しかなかった。
だが、銭湯側からしたら他の客が怖がると言う理由なのかヤクザお断り的なニュアンスで入れ墨入れてる方入浴禁止を出している店が増えてきた。
一般市民の僕はその気持ちも理解できる。

さぁ、ここでその外国人観光客の入れ墨だ。
彼らが怒るのは「他の国の文化へのリスペクトがない!」とのことらしい。
それもわかる。
でも、その前に「入れ墨お断り」はお断りなのだ。
たとえば、「分かりました!では外国人の入れ墨は許可しましょう。」
となれば、ちょっとまってちょっとまってと和彫りの方がジャストモーメントかけるだろう。
「おうおう!なんであいつの入れ墨は良くて、わしの龍はあかんのじゃい!理由を言うてみぃ!」なんて言われた日には下のパンツで小さな黄色いお風呂が出来てしまう。

でもたしかに外国によっては入れ墨の捉え方そのものが違うから、文化の受け入れは必要だ。

立場立場によって考えと理由があり、それらは双方どれも間違っていない。
というか世の中はそう言う事だらけだとみんないい加減に気がつかねばならない。


僕が思うに、明らかに文化の違いの外国人の入れ墨を見た際に本人には「本来はダメなんですけど」的ニュアンスを伝えつつ入れてあげて、それをみた他の人が「おいおい!なんであいつ入れ墨あるのに入ってるねん!」とどやされた時、「あっ!ほんまですね!気がつかなかった!!すみません、今回は見逃したってください。こっちから伝えておきますよってに」ととぼけるのが良いと思う。

つまり、「うまくやれ!」ってことになってしまうのだが。。。
人がやる事って、白と黒の間のグレーがあるから良いと思う。
日本人感覚の「まぁまぁ」というやつだ。
最近、すぐに善悪の2つで区切ろうとするが、区切り線は甘い方が良い事が多々あると僕は思う。

もちろん、この方法は抜本的な解決にならないし、何回も使える手ではないが、「文化を理解していない」と訴える外国の方も「日本の文化」を理解しないといけないし、銭湯の人もダメの一点張りではなく、余白は残してあげてほしいなぁと思う。

そして出来る人はその「まあまあ」をうまく使える人であり、僕ならば「外国人入れ墨の方は18:00-20:00までok!」とする。
こうすると受け入れているし、突き詰めれば基本的にはダメなんだけど感も伝わると思う。
もっといえば逆の発想で「17:00-19:00まではヤクザさんも大歓迎!!ただし、ここで殺し合いは絶対なしよ!!」とするとものすごい話題になるし、観光名所になるし、僕も恐いもの見たさで覗いてみたいと思う。
ただ湯船が黄色で染まる事間違いなしだが、赤よりは良いともう。


さぁ、明日はいよいよvocal powerだ。
その前にシャワー浴びてこよ!
 
2015/07/03
6月『nanana〜親父とオレとタバコとハナ歌〜』有線問い合わせbest10!!
6月『nanana〜親父とオレとタバコとハナ歌〜』がひっそり世の中で流れていた。
そして一昨日、そのnananaが6月の有線の問い合わせでbest10に入っていた事を知った。
父の日があったのもそうだけど、5月のワンマンLIVEで歌ったnananaに響いてくれた関係者の方が流してくれた。
ミュージシャン冥利に尽きる。

先日の姫路でのLIVE。
親父がまた入院したとの事でリハーサル終わり、ライブハウスから歩いていけるので病院にお見舞いにいった。
わりとバタバタだったが時間はゆっくり流れたように感じた。
LIVEでnananaを歌った。
ライブハウスから歩いていける距離の病院ならこの歌声、いや、この歌声の奥の思いが届くんじゃないのかな、そう本気で思った。
最近、nananaを歌う時、僕は気がつけば何かを叫ぶようにしゃべっている。
何をしゃべろうとは決めていない。し、覚えてもいない。
あれが誰に向けられた言葉なのかも分からない。
僕自身に向けて、聴いている人に聞いてもらいたい思い、親父と会話をするように、小節ごとに変わっているような気もする。
とにかく僕はあの箇所で何かの思いを叫んでおり、今この現時点でも、この時期を過ぎるともう絶対に今のようには歌えないだろうなぁと感じている。
ライブを終えて、ライブハウスの受付に母から僕への荷物が届けられていた。
LIVEは見てなかったらしい。
なるほど病院に行ったな。
ライブ後、もう一度病院に行った。
母がいた。
父がいた。
久しぶりに親子でしゃべった気がした。
時間にして10分はなかった。
でも、泣きそうな時間ではなく、少しだけ久しぶりに子供に戻れるそんな優しい時間だった。

今回の『nanana〜親父とオレとタバコとハナ歌〜』の有線の結果。
関係者の人から電話があり「いつも問い合わせ1位2位だからベスト10位だとがっかりするかもしれないけど、今回は6月の途中から流れてこの結果。すごい事だ。誇りに思った方が良い」と言われた。
僕も何年も前に作った曲だけど、今でも、今だからこそより愛している歌だったので嬉しかった。
神様からの贈り物のように思った。


先日、親父は無事に退院した。
格好付けの親父は入院している事を人に知られたくないので、あまりここには書かない方が良いだろうなぁと思いながらも書いてしまった。
ごめんよ。
でも、俺たち親子の結果でもあるからさ、今回のは。

おれすげぇ嬉しいよ。
 
2015/07/02
シューアイス
ドラムのダイスケからもバンド仲間からもすすめられたセブンイレブンのシューアイス。
美味しかった。
普通のアイスコーナーではなく、パックで売ってる方のファミリー層以外は手を出してはいけないエリアにあったので購入が遅れたのだが、買って良かった。この夏の大当たりだ。

そもそも僕は、いや、僕世代で姫路出身の人はシューアイスが全員好きなのでは!?と思っている。

昭和三十一年創業の欧風菓子「田中屋」。
ここのアイスはなんともいえないうまさがありその中でもシューアイスは格別だった。

実家のお店がまだまだ小さかった頃、隣の喫茶店に置いてあった田中屋のシューアイス。
学校帰り、喫茶店を覗く。
この人仕事してんのか!?と言うくらい必ずここに親父がいる。
新聞を広げてコーヒーを飲みながら煙草を吹かしている。
僕は親父に甘える。
親父は「おう!アイス買うてこい!」と喫茶店の表にあるシューアイスを選ばせてくれる。
僕はここでレモン味のシューアイスを買う。
懐かしい風景。

もうこの喫茶店もない。
親父ももう煙草は吸えない。
欧風菓子「田中屋」もなくなってしまったらしい。

セブンイレブンのシューアイスを食べながら、そんなことを思い出したり考えたりしていた。

欧風菓子「田中屋」は倒産したのかぁ。
でもね、「田中屋」さん、僕は、いや、僕たち姫路のガキどもはいつでも思い出すぜ。
あの味こそがシューアイスの原点。
そしてレモン味を開発したあなた達のセンスは素晴らしい(もしオマージュだったら、それはそれで、、、いいよ)。
この記憶に残るものを作っていた事をぜひ誇らしく思ってもらいたい。
倒産したことなんかは時代の流れもあったり、味だけでなく、その他の付随するものが多いので仕方ねぇと思う。


僕は今、出来る事ならもう一度あの頃に戻りたい。


ただいまーと喫茶店のカランコロンを鳴らす。
親父が煙草を吸っている。
「アイス買うてこい」と100円くれる。
今日はバニラかな、やっぱレモンかなと悩む。
買ってきて親父の前に座って食べる。
親父は変わらず新聞を読みながらタバコを吸っている。
僕は今日あった事を拙い言葉でしゃべる。
親父は聞いてんだか聞いてないんだか分からない。
ただ煙草を吸い終えると「帰るぞ!」と僕の帽子の上から頭をポンと叩く。
僕はシューアイスをかじりながら喫茶店を出る。
強い日差しが僕らを照らす。
親父がまぶしそうに暑いのぉとこぼす。
僕は解けてきたシューアイスが指にかかりそうで慌てて吸い上げる。
僕らが汗を流したあの夏に。
 
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