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2008/05/30
嫌になるよなぁ
悲しいニュースが溢れている。
ネットに誹謗・中傷を書かれて命を絶った少年がいた。

人はこの話をどう受け止めるのだろうか?

僕らみたいに人前に出る奴らは多かれ少なかれ色んな事を書かれる。
その事は当たり前なのだろうか?
人前に出ていい思いもしているんだから、それくらい我慢しなさいって言うのだろうか?
想像してみてほしいけど、ある事無い事、誤解、あなたの色んな事をネットで書かれているのを見つけたらどんな気持ちになる?
辛いどころじゃないよな。

僕はそういう類いのものは見ない。
インターネットも必要最低限の事しかしない。
その昔、事務所の大先輩に言われた。
「そういうものを気にしちゃいけない。でも・・・。いちいち気になっちゃうからアーティストやってるんだよなぁ」。

裏サイトだったりいろいろあるだろう。
僕らだって慣れちゃいないのに、一般のしかも多感な10代がそういうものを突き付けられたらたまったものじゃないだろう。
でもよ、僕だって書かれるよ。
でも、僕は死なないよ。
受け止めもしないし、流しもしない。

結果は人が判断すればいい。
でも、答えだけは譲っちゃいけない。
答えは僕の中、君の中だけにあるんだ。
その答えは一生かけての問題にすればいい。

こんなくだらねぇ世界を許しちゃいけない。
もっと文化レベルをあげなきゃいけないな。
本当に。
僕はそれを作る側にいるんだから、もっともっと真摯に上質の言葉を残していこうと思う。

君がもし、そんな事を書かれて心を引き裂かれたとしても、僕はその痛みを理解してるから大丈夫。
そんな事に負けちゃいけない。
時代は変わる。
いつだって逆転出来るんだ。
生きてさえいれば。

君になんかあったらいつでも僕に言ってくれ。


 
2008/05/29
ほっといてもそうやっていくもの
寝るのが惜しいな。
寝てる暇があったら一冊でも多くの本を読み、一枚でも多くのCDを聴き、一人でも多くの人に会いたい。
時間は限られている。

一日中寝ていたいな。
今日までの溜まりに溜まった疲れを取りたいな。
何日寝ればリセットされるのだろう?
寝て疲れ、またそれを取る為に寝て。

結局僕はどっちも取れず、どっちつかずのような事をして日々を過ごしている。

限られた時間の中、自由という権利の前で結局なにも選べないまま。
それでも今一番やるべき事からやっていく。
人はほっといてもそうやっていくものだよなぁ。
なんだかんだいっても、一番大切なもんからやっていくもんである。

さぁ、歌を書こう。

 
2008/05/27
2008年5月27日の記し
アナウンサーが自ら命を絶ったいうニュースが流れていた。
なぜかそれが頭から離れなかった。
新しい情報では、そのアナウンサーが最後に出演した番組で自殺を取り扱っていたらしく、その特集の後から少し表情がおかしかったらしい。
いつもならそんな下衆な事はやらないのに、僕はYou Tubeを開いていた。

今日はとあるイベントにシークレット的に出演するソロライブだった。
僕は向かう最中ふと「今までは『腐葉土』で自殺志願者の心が救われるかも、と思っていたけど、すべてがすべてじゃないかもな」漠然とそう思った。

ライブが始まった。
いつだってライブは全力。
いつだってライブは楽しい。
でも、終わった後、何とも言えない気持ちが僕を襲った。

ふとあのアナウンサーの事を思い浮かべた。

今日のライブ。
いったいどうやれば良かったのだろうか?
正解はどこにあったのだろう。
シークレットでありながらも、ほとんどが僕を見に来てくれた人。
後はほぼバンドマン。
せっかく聴いてくれている数少ない僕を知らないお客さんにも、よそのバンドマンがライブ中に声をかけて外に連れ出す始末。
強くかき鳴らしたギターの弦は、最後の曲の途中で切れた。

僕は今、僕らの歌をまだ知らない人に知ってもらう為にライブをしている。
すべてを7月21日に向けて。
その為にはどんなところでも歌おうと覚悟を決めて。
自分の歌を聴きに来てくれている人にだけならばもっとやりようがある。
ほとんどが僕を聴きに来てくれた人と本日出演のバンドマン。
僕はどこに向け、何を歌えば良かったのだろうか?
「頑張る方向が間違っている」
誰かが言ったっけ?
あのアナウンサーの最後の顔がちらつく。

僕は悔しさと虚無感でライブ後も動けなかった。
僕のソロライブがあれくらいだと思われるのが悔しい。
でも、あれ以上やりようはなかった。
今日僕が歌った事は報われるのだろうか?
きれいごとではなく、僕の目指している事に対して合っているのだろうか?

心が折れそうになった。
すぐ側に黒い穴がありそこから手が伸びかけているのも分かった。
自ら命を絶つ人はこの穴に飲まれちゃうんだろうな、そう思った。
「死ぬ勇気があるなら何でも出来る」よく言うけど、きっとそういう事でもないのだろう。
飲まれるように、吸い込まれるように命を絶ってしまうのだろう。
それはいつでもすぐ側にある。
呼びかけられても決して振り向いてはいけない。
その穴を覗こうとしちゃいけない。

そんな事を考えていた。

終演後、いつものように握手をする。
僕を見に来てくれた人たちと握手を交わした。
その時、かけてくれる言葉。
その一言一言が僕の心の穴を塞いでいった。
帰る頃には僕のむなしさはしっかりと怒りへと変貌していた。
「俺はこんな為に歌ってるんじゃない!」
それはまるでその昔、吉祥寺のライブハウスの壁に穴を開けた時と同じように。
人とふれあい、人の温かさで、僕は健全な方へベクトルを向ける事が出来た。
来てくれたみんなには本当に感謝だ。

今日の日記に答えはない。
でも、きっと、これを読んで何かを感じてくれる人がいると僕は思う。
そこにこそ明日への光を見いだしてくれればいい。


 
2008/05/23
その日のうちに
嫌な事や面倒な事はその日のうちに。
何でも明日にするな。
伸ばせば伸ばすほど、嫌やなぁって思う日にちが2日、3日と増えていく。
なら、嫌な事や面倒な事は早めに解決するに限る。

これはうちの親父の教えだが、最近身に染みてそう思う。
その昔、宿題をやらない僕に投げかけられたこの言葉はまさにのれんに腕押し、馬の耳に念仏であったが、最近は本当にそう思う。

嫌な事を先延ばしにしていると、嫌な思いが何日も続く。
すぱっと終わらせるに限る。

嫌な事や面倒な事はその日にうちに!!

 
2008/05/22
ギャル文字と向き合う
最近いろいろあった。
それを今日はギャル文字で打ってみよう。

ぉはよぅ〜(*゚ー゚)v
この間わ、友達の糸吉婚式に行ッたョ!
久しぶりぃに会ぅ友達ガ、おっさんになッててビックリ!
お腹なんかメチャメチャ出てたよぉ!
でもぉ、それぉ筋肉だって言い弓長っててマジゥケた。
オレも気ぉ付けないと。

レコーディング日月けで徹夜で式に出たリぃしてたカラ、帰リの新幹線で酔っちゃって休憩室みたぃな寝れるところぉに案内されてフラフラになりながら帰ってきたよぉ。
無茶はいけないね。

って、もう無理です。

しかも、ギャル文字にもなってないけど、最近はギャル文字変換してくれるソフトもあるのですね(今回は使ってませんが)。
これはこれですごい文化だと思う。
もう暗号ですもん。
日本語が崩れてきている、なんてよくいうけど、崩れてなかったら今頃は「我は日記を書いてそうろう」みたいな言葉を使ってなきゃいけない訳で、一概に若い人の言葉を否定するのは危険ですね。
とはいえ、将来僕のスタッフの若いヤツが「つーーかぁ、ぶっちゃけ、仕事だりぃーつーか、ダリー中にもやりがいを見つけるっていうかぁ、そんな感じ?」なんて言いやがったらぶっ飛ばしますが。
ただ、僕は寂しくなるのが、ワンレンお立ち台と呼ばれた人はもうおばさんというジャンルにいて・・・。
コギャルと呼ばれた人たちももう子供がいる年頃で・・・。
ギャル文字を広めた若人もいずれは大人になりまた若い者の文化に眉をしかめる日が来るのだろう・・・。
それを思う時に僕は少しだけ切なくなり、青春を謳歌する若者にエールを送りたくなるのです。


時代は変わる。
今日も明日には過去。
誰もが平等に歳を取り、そして手に入れたものと無くしたものを見比べる日が来る。
思い返すといつだって満足はしていない。
でも、いつだって「今がいい」「これでいいんだ」と信じ込み日々を過ごす。
でも、それは刹那的ではない。
生きているうちには答えは見つからないもの。
「今がいい」「これでいいんだ」と信じ込む事がどれだけ難しい事か。

若さには若さの特権があり、歳を取れば取っただけの特権もある。
この世の中は上手い具合に出来ている。


追記、今日僕が書いたのはギャル文字でも経た文字でもなくもっとソフトなヤツかな。
決して男性諸君真似しないように(笑)。

 
2008/05/20
知ったかぶり
 
「ええか、しげる。『アホの知ったか』はタチが悪い!よー覚えとけ!!」
豪腕、豪傑な親父らしい、思いついたままの一度も左脳を経由していないような言葉だが(『アホの』はいらないと思う)、最近特に「なるほどな」と思う。

知ったかぶり。
つまり、知っているフリ。
きっと1度や2度は誰もがした事があるだろう。
ボクも東京に来たての頃、業界の人がやたらと英語の混じった業界用語を使うからなんとなく相づちを打って過ごしていたし、正直今でも分からない単語や言葉が出た時、年に何回かこの『知ったかぶり』を使う。

でも、この知ったかぶり、気をつけないと自分をだめにする。
うちのメンバーなんかでも、プロデューサーの方に貴重なアドバイスを頂いていても「そうなんですよねーー!」「ボクも思っていたんですよーーー」なんて、『ボクも思っていたアピール』つまり知ったかぶりをして貴重なアドバイスが身に付いていかない様を見ている。ボクもだけど。

これは本当にいけない。
「どういう事なんですか?」と深く掘り下げた方が自分の為になるのに、『知ったかぶり』をしたがために人としての成長を妨げる事がある。
『どうしてですか?』
『どういう事なのですか?』
子供の頃は素直に言えた言葉が大人になってくるとなかなか言えない。
でも、忘れちゃいけない。
子供はこの言葉のおかげで成長して、今があるのだ。

日常的な事なら知ったかぶりもいいが、仕事の事、専門的な事に関しての知ったかぶりは致命的だ。
最後には知ったかぶりも普通になって、本当に分かった気になってしまう。だいたい分かっているのと、アドバイスされている時に知る事とは雲泥の差がある。

知らぬ事は恥ではない。
むしろ、まだまだ知る事が出来る事に喜びを感じなければならない。
自分にはまだこんなにのりしろがあるのだと。
今で終わりならばこれ以上成長しないって事だ。
それはとてもつまらない事だ。
一生かけても今世の中にある本をすべて読破する事は出来ない。
成長するきっかけの過程で他者の経験はとても大切な事。
知らぬは一生の恥、聞くは一時の恥とはよく言ったものだ。

ボクはなるべく知らない事はどんどん聞いていこうと思う。
ボクはまだ終わりじゃない。
ボクはまだ成長過程の途中だと思えば嬉しくなる。
人は一生かけて学ぶ生き物だから、知ったかぶりは厳禁である。
 
2008/05/18
レコーディング中に思った事
ただ今、深夜の3時34分。
清正君がギターを弾いています。
こうやって弾いている姿を見ると、高校生の頃から何も変わっていないですね。
弾いている姿を見ていると、なんだか懐かしくなります。
いつも一緒にいるのだから、懐かしくなるというのは変な表現ですが、懐かしくなりました。

弾き方って変わらないのですね。
もちろん、昔よりはかっこ良く弾きますが、基本的なギターを持つ時の姿勢が同じなのです。
それを見てると、懐かしさと嬉しさがこみ上げてくるのです。

僕の人生の半分を一緒に歩いている仲間です。
この先もずっとそれは変わらないでしょう。
音楽が好きで、バンドが好きで。
そして今僕らは東京タワーの見える大きなレコーディングスタジオで音を出しています。

僕らの夢は何処まで続いているのでしょうか?
僕らの夢の先は何処なのでしょうか?

僕はこの先も、こうやって清正君がギターをかき鳴らす姿を見ていたいです。
ダイちゃんのドラムを叩く姿を、代谷のベースを向き合う時の姿を見ていたいです。
僕は歌い続けなければならないようです。
雨の日も風の日も、歌い続けています。
この夢を絶やさぬよう、この夢の先を伸ばして行く為にも。

日々の中で、こうして見落としそうな大切なものを時折救い上げる優しさを持っていたいですね。


 
2008/05/15
声をかけられる事
今日はレコーディングです。
今日も音を風にして、一日を過ごしています。

今日は声をかけられるという事についてお話を。

音楽を初めて、姫路で少しずつ形になり始めた頃から街中で声を掛けられる事が増えて来た。
「THE NEUTRALのしげるさんですか?」
それはもう、いろんな状況で。
友達と歩いている時に、電車の中でやくざマンガを読んでいる時も。

その昔、彼氏と一緒にいる女の子が声を掛けて来て「写真を下さい!」と言われるが、明らかに彼氏が「なんでこんな男と撮るねん!」と嫉妬の憎悪のまなざしを向けられた事も。
そんな時に限って女の子が「ごめんなさい!カメラ忘れちゃいました!今からかってくるのでちょっと待って下さい!」と有無も言わせず猛ダッシュ。
僕に敵対心をむき出しの彼氏と僕の2ショット。
たまりかねて「いい天気ですね」と声をかけるが、当然ど無視。
あれほど時間を長く感じた事はなかった。

つい最近では、友達からのメールに「渋谷で宝くじ買ってったらだめだよ!」と書いてあって、こちとら身に覚えがなく「どういう事?」と聞き返すと、友達が渋谷を歩いていたら「今ニュートラルのしげるがいたんだけど、宝くじ買ってたよ!!」と話している人の声が聞こえたらしい。
ちなみに僕は買っていない。
完全な見間違いだ。

声をかけられたり、写真を撮られたりという事にもさすがに慣れはしたが、あれは味わったものにしか分からないいろんな思いもあるもんだ。
それでも声を掛けてもらえるだけ幸せだなと思わなければ、ね。


 
2008/05/11
窓を開けて風を見る
姫路に泊まり、何げなしに窓を開けて深く空気を吸い込んでみた。
曇り空から湿気を含む、優しい懐かしい風が吹き込んで来た。
東京で吸う空気とは明らかに違う。
もちろん、よその土地で吸うものでもない。
故郷の、子供の頃からずっと吸い続けて来た風の匂いがした。

窓には、昔変わらない家やビルが見える。
きっと草木はもちろん、窓の向こうに見えるビル群や家々が吸い込み吐き出す息がこの街の風を作っているのだろう。
タイトな毎日が続いているが、この風に一度当たるだけで心も体も楽になる。

東京に出て来て6年。
気づいていないだろうが、東京の風もボクのなじんだ風になりつつある。
なじんだ風がいくつもあるのは素敵だ。

ボクは死ぬまでに全都道府県で一ヶ月は過ごしたい!という願望があるのだが、日本全部がボクの故郷の風となれば素敵だなぁ。

本当に今日は良い風だ。
みんなもぜひ感じてみて欲しい。


追記、今日は大阪ですね!
楽しみましょう!!
 
2008/05/10
雨ですね
ぎりぎりまで粘ってみましたが、雨ですね。
残念ながら今日のストリートは中止とさせて頂きます。
楽しみにしてくれた皆さん、申し訳ありませんでした。
でも、雨は悪くないんです。
いいやつなんです。
責めないでやってくださいね(笑)。
 
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