2008/05/27
2008年5月27日の記し
アナウンサーが自ら命を絶ったいうニュースが流れていた。
なぜかそれが頭から離れなかった。
新しい情報では、そのアナウンサーが最後に出演した番組で自殺を取り扱っていたらしく、その特集の後から少し表情がおかしかったらしい。
いつもならそんな下衆な事はやらないのに、僕はYou Tubeを開いていた。
今日はとあるイベントにシークレット的に出演するソロライブだった。
僕は向かう最中ふと「今までは『腐葉土』で自殺志願者の心が救われるかも、と思っていたけど、すべてがすべてじゃないかもな」漠然とそう思った。
ライブが始まった。
いつだってライブは全力。
いつだってライブは楽しい。
でも、終わった後、何とも言えない気持ちが僕を襲った。
ふとあのアナウンサーの事を思い浮かべた。
今日のライブ。
いったいどうやれば良かったのだろうか?
正解はどこにあったのだろう。
シークレットでありながらも、ほとんどが僕を見に来てくれた人。
後はほぼバンドマン。
せっかく聴いてくれている数少ない僕を知らないお客さんにも、よそのバンドマンがライブ中に声をかけて外に連れ出す始末。
強くかき鳴らしたギターの弦は、最後の曲の途中で切れた。
僕は今、僕らの歌をまだ知らない人に知ってもらう為にライブをしている。
すべてを7月21日に向けて。
その為にはどんなところでも歌おうと覚悟を決めて。
自分の歌を聴きに来てくれている人にだけならばもっとやりようがある。
ほとんどが僕を聴きに来てくれた人と本日出演のバンドマン。
僕はどこに向け、何を歌えば良かったのだろうか?
「頑張る方向が間違っている」
誰かが言ったっけ?
あのアナウンサーの最後の顔がちらつく。
僕は悔しさと虚無感でライブ後も動けなかった。
僕のソロライブがあれくらいだと思われるのが悔しい。
でも、あれ以上やりようはなかった。
今日僕が歌った事は報われるのだろうか?
きれいごとではなく、僕の目指している事に対して合っているのだろうか?
心が折れそうになった。
すぐ側に黒い穴がありそこから手が伸びかけているのも分かった。
自ら命を絶つ人はこの穴に飲まれちゃうんだろうな、そう思った。
「死ぬ勇気があるなら何でも出来る」よく言うけど、きっとそういう事でもないのだろう。
飲まれるように、吸い込まれるように命を絶ってしまうのだろう。
それはいつでもすぐ側にある。
呼びかけられても決して振り向いてはいけない。
その穴を覗こうとしちゃいけない。
そんな事を考えていた。
終演後、いつものように握手をする。
僕を見に来てくれた人たちと握手を交わした。
その時、かけてくれる言葉。
その一言一言が僕の心の穴を塞いでいった。
帰る頃には僕のむなしさはしっかりと怒りへと変貌していた。
「俺はこんな為に歌ってるんじゃない!」
それはまるでその昔、吉祥寺のライブハウスの壁に穴を開けた時と同じように。
人とふれあい、人の温かさで、僕は健全な方へベクトルを向ける事が出来た。
来てくれたみんなには本当に感謝だ。
今日の日記に答えはない。
でも、きっと、これを読んで何かを感じてくれる人がいると僕は思う。
そこにこそ明日への光を見いだしてくれればいい。
なぜかそれが頭から離れなかった。
新しい情報では、そのアナウンサーが最後に出演した番組で自殺を取り扱っていたらしく、その特集の後から少し表情がおかしかったらしい。
いつもならそんな下衆な事はやらないのに、僕はYou Tubeを開いていた。
今日はとあるイベントにシークレット的に出演するソロライブだった。
僕は向かう最中ふと「今までは『腐葉土』で自殺志願者の心が救われるかも、と思っていたけど、すべてがすべてじゃないかもな」漠然とそう思った。
ライブが始まった。
いつだってライブは全力。
いつだってライブは楽しい。
でも、終わった後、何とも言えない気持ちが僕を襲った。
ふとあのアナウンサーの事を思い浮かべた。
今日のライブ。
いったいどうやれば良かったのだろうか?
正解はどこにあったのだろう。
シークレットでありながらも、ほとんどが僕を見に来てくれた人。
後はほぼバンドマン。
せっかく聴いてくれている数少ない僕を知らないお客さんにも、よそのバンドマンがライブ中に声をかけて外に連れ出す始末。
強くかき鳴らしたギターの弦は、最後の曲の途中で切れた。
僕は今、僕らの歌をまだ知らない人に知ってもらう為にライブをしている。
すべてを7月21日に向けて。
その為にはどんなところでも歌おうと覚悟を決めて。
自分の歌を聴きに来てくれている人にだけならばもっとやりようがある。
ほとんどが僕を聴きに来てくれた人と本日出演のバンドマン。
僕はどこに向け、何を歌えば良かったのだろうか?
「頑張る方向が間違っている」
誰かが言ったっけ?
あのアナウンサーの最後の顔がちらつく。
僕は悔しさと虚無感でライブ後も動けなかった。
僕のソロライブがあれくらいだと思われるのが悔しい。
でも、あれ以上やりようはなかった。
今日僕が歌った事は報われるのだろうか?
きれいごとではなく、僕の目指している事に対して合っているのだろうか?
心が折れそうになった。
すぐ側に黒い穴がありそこから手が伸びかけているのも分かった。
自ら命を絶つ人はこの穴に飲まれちゃうんだろうな、そう思った。
「死ぬ勇気があるなら何でも出来る」よく言うけど、きっとそういう事でもないのだろう。
飲まれるように、吸い込まれるように命を絶ってしまうのだろう。
それはいつでもすぐ側にある。
呼びかけられても決して振り向いてはいけない。
その穴を覗こうとしちゃいけない。
そんな事を考えていた。
終演後、いつものように握手をする。
僕を見に来てくれた人たちと握手を交わした。
その時、かけてくれる言葉。
その一言一言が僕の心の穴を塞いでいった。
帰る頃には僕のむなしさはしっかりと怒りへと変貌していた。
「俺はこんな為に歌ってるんじゃない!」
それはまるでその昔、吉祥寺のライブハウスの壁に穴を開けた時と同じように。
人とふれあい、人の温かさで、僕は健全な方へベクトルを向ける事が出来た。
来てくれたみんなには本当に感謝だ。
今日の日記に答えはない。
でも、きっと、これを読んで何かを感じてくれる人がいると僕は思う。
そこにこそ明日への光を見いだしてくれればいい。
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