2008/07/06
忘れられない夕暮れ
先日、ラジオでも話したけれど、僕は夕暮れが好きだ。
切なさと優しさを持った夕暮れ時が大好きだ。
そんな僕には忘れられない光景が3つほどある。
ひとつは前にここでも書いた、大学生の時に味わったあの夕暮れ。
放課後、家に帰るほんの数分。
街全体がオレンジ色に染まって、酒屋のおじさんや街行く自転車をオレンジに照らした。
後にも先にも、空だけでなく人をもオレンジに染めたのを見たのはあの一回だけ。
その時、オレンジ色に染まったおじさん達がそんな事を気もせずに働いている姿がまたぐっと来たのだ。
もうひとつは島根県の宍道湖で見た夕日。
これも夕日がすぐそこにあるくらい近くて美しくて、でも、地元の高校生は見慣れているからだろう、見向きもしないで自転車をこいで家路を急いでいる。
情緒的である。
最後は、これまた大学時代。
その頃の僕は片思いの人がいて、その人の事を思うと居ても立ってもいられなくなっていた。
居ても立っても、寝てもいられない。
どうやってもその人の事を考えてしまうのだ。
そんな時、僕はいつも決まって散歩に出かけた。
で、笑ってくれてかまわないのだけれど、散歩していたら偶然その彼女が通りかかるんじゃないか??という漫画のような奇跡を少し期待しながら。。。
ちなみに、彼女はそんなところを通るはずもない。
でも、20歳を超えても恋は人を盲目にさせる。
来る確率は宝くじにも似ているのになぜか当たる気がするのだから不思議。
偶然彼女が来たら告白しよう。
そう決めていたけど、もちろんそんな奥手のヤツがもし偶然3億円クラスの奇跡が起きたとしてもきっとモジモジして終わっていただろうに。。。
それでも僕はいつも決まって、公園の真ん中のベンチに座り、ぼんやりと自分の将来と好きな人の事を考えていた。
ある時、いつものように考えていて、ふと右を見ると子供達が。
左を見るとおじいさんがお友達を話をしていた。
青年である僕を真ん中において。
右に子供、真ん中に僕、左におじいさん。
太陽はいつの間にかその役目を終えて赤く染まっていた。
時間は流れている。
僕が子供と呼ばれた日々は遠い昔。
僕がおじいさんと呼ばれる日はまだ遠い未来。
そんな事を考えていると涙が出た。
でも、それは悲しい涙ではなく、嬉しい涙でもなく、僕の本能にも近いものが涙を流させた。
こういう事を味わえ、感じさせてくれるから僕は生きる事が大好きだ。
時々、神様はこんなプレゼントくれる。
生きているうちに後何回訪れるのだろうか?
その時、僕はいつも素直に受け入れる心でいられるだろうか?
僕の人生の太陽は今、本当は何時だろうか?
僕は人生の夕暮れ時に何を感じるのだろうか?
嗚呼、素敵な大人になりたいなぁ。
追記、渋谷O-WESTまであと17日。
切なさと優しさを持った夕暮れ時が大好きだ。
そんな僕には忘れられない光景が3つほどある。
ひとつは前にここでも書いた、大学生の時に味わったあの夕暮れ。
放課後、家に帰るほんの数分。
街全体がオレンジ色に染まって、酒屋のおじさんや街行く自転車をオレンジに照らした。
後にも先にも、空だけでなく人をもオレンジに染めたのを見たのはあの一回だけ。
その時、オレンジ色に染まったおじさん達がそんな事を気もせずに働いている姿がまたぐっと来たのだ。
もうひとつは島根県の宍道湖で見た夕日。
これも夕日がすぐそこにあるくらい近くて美しくて、でも、地元の高校生は見慣れているからだろう、見向きもしないで自転車をこいで家路を急いでいる。
情緒的である。
最後は、これまた大学時代。
その頃の僕は片思いの人がいて、その人の事を思うと居ても立ってもいられなくなっていた。
居ても立っても、寝てもいられない。
どうやってもその人の事を考えてしまうのだ。
そんな時、僕はいつも決まって散歩に出かけた。
で、笑ってくれてかまわないのだけれど、散歩していたら偶然その彼女が通りかかるんじゃないか??という漫画のような奇跡を少し期待しながら。。。
ちなみに、彼女はそんなところを通るはずもない。
でも、20歳を超えても恋は人を盲目にさせる。
来る確率は宝くじにも似ているのになぜか当たる気がするのだから不思議。
偶然彼女が来たら告白しよう。
そう決めていたけど、もちろんそんな奥手のヤツがもし偶然3億円クラスの奇跡が起きたとしてもきっとモジモジして終わっていただろうに。。。
それでも僕はいつも決まって、公園の真ん中のベンチに座り、ぼんやりと自分の将来と好きな人の事を考えていた。
ある時、いつものように考えていて、ふと右を見ると子供達が。
左を見るとおじいさんがお友達を話をしていた。
青年である僕を真ん中において。
右に子供、真ん中に僕、左におじいさん。
太陽はいつの間にかその役目を終えて赤く染まっていた。
時間は流れている。
僕が子供と呼ばれた日々は遠い昔。
僕がおじいさんと呼ばれる日はまだ遠い未来。
そんな事を考えていると涙が出た。
でも、それは悲しい涙ではなく、嬉しい涙でもなく、僕の本能にも近いものが涙を流させた。
こういう事を味わえ、感じさせてくれるから僕は生きる事が大好きだ。
時々、神様はこんなプレゼントくれる。
生きているうちに後何回訪れるのだろうか?
その時、僕はいつも素直に受け入れる心でいられるだろうか?
僕の人生の太陽は今、本当は何時だろうか?
僕は人生の夕暮れ時に何を感じるのだろうか?
嗚呼、素敵な大人になりたいなぁ。
追記、渋谷O-WESTまであと17日。
Category
■ 曲解説 (7)
Recent Diary
Recent Photo

2017/06/19 :: アコースティックCD
!!$photo1!!
!!$photo1!!

2016/04/13 :: ありがとう親父
!!$photo1!!
!!$photo1!!

2016/03/19 :: 千葉LOOKの楽屋にて
!!$photo1!!
!!$photo1!!

2014/12/25 :: ソロワンマンを終えて
!!$photo1!!
!!$photo1!!

2014/10/27 :: SONYのMDR-CD900ST
!!$photo1!!
!!$photo1!!

2013/02/14 :: 大阪青春物語「女優魂」
!!$photo1!!
!!$photo1!!

2013/02/11 :: 大阪青春物語
!!$photo2!!
!!$photo2!!

2012/07/02 :: 侠気には侠気を!だろ?

2012/02/17 :: 路上ライブは新宿から渋谷に変更です。
!!$photo1!!
!!$photo1!!

2011/12/06 :: Gibsonハミングバード
!!$photo1!!!!$photo2!!
!!$photo1!!!!$photo2!!
all photo
