THE NEUTRAL =歩道橋の上=

«« あなたの部屋のカーテンはどんなですか？ | main | 才能のお話 »»

2011/06/03

悲しみの対処法

失恋、失業、失態、失敗。
失うと言う時から始まるあれこれにはじまり、挫折エトセトラ。
みなさんは悲しい事、辛い事、受け止めきれない事が自分の身に起きた時、どのように対処していますか？

僕はこの対処法を高校生の時にはやくも発見してしまった。

そう、高校生の時、僕は失恋をした。
正確には色んな事が混じって、僕は大好きだった彼女と別れなければいけなくなった。
授業中も思い出して泣いてしまうほどの痛手。痛男。
もちろん家に帰って元気が出るはずもがな。。。
母親に「どうしたん？」と聞かれても「彼女と別れてな。。。」なんて言えるはずもがな。。。
「別に。。。」とエリカ様よりもはやく呟き部屋に閉じこもってひたすら泣くという男らしさの喪失。
でも、この後、僕は思わぬ行動に出る。
そう、母親の「ご飯やでーーー」の呼びかけに答え、晩飯を食っていたのだ。

その時僕は思った。

「あれ？俺悲しかったんじゃなかったっけ？？飯食ってない？？」

「なんか生きる為に必死やん。。。」

「あんなに悲しいくせにおれ腹減ってもうてるやん。。。」

そう思うとなんだか力が抜け、笑けてきた。
夜には眠気まで来るのだから、その時の悲しみなんてそんなもんか、、、と心が軽くなった。

この話を知人に話すと、「おぉ！俺も悲しいときわざと卑猥な言葉を口にして笑ってみるんや！！」となんともアホな解決策を教えてくれた。
説明するまでもないが、辛い事があって１人部屋でうじうじと考えているとき、わざと「チ○コ」などと叫んでみるらしい。
するとあら不思議、「こんな大事な時に俺は何を考えているんだ！？」と笑けてくるらしい。
確かに辛いとき１人で部屋で考え事をして、ろくな考えに辿り着いたことはない。
いったん客観性を持たせる為には効果的だと思ったが、知人いわく、連発するとただただ気が触れそうになるので加減が大切らしい。。。

世の中に本当に辛い事は少ない。
結局どんな悲しい事があっても、俺たちは飯を食い、睡眠を取る。
この事を不謹慎に思ったり、自分を薄情なヤツだ！と責めて欲しくない。

それでいいのだ。

なぜなら、僕らはいつでも悲しみを今に置いて明日へ向かっているのだから。