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2011/07/11
全曲ライブ企画「カナリア」

7月16日、17日に行われる全曲ライブに向けて、覚えている限り、その曲を創った頃を思い出して書いていきたい。



この歌は、地元でホステスをする中学時代の同級生をテーマに書いた。

29歳になり、すっかり俺たちは大人になったんだなぁと思った事が1つあった。
それは地元に帰って友達と会った時、それが中学の友達であろうが高校の友達であろうが、決まって言うのが「お姉ちゃんのいるところに飲みに行こうぜ!」だった。
キャバクラ?スナック?僕は違いが分からないが、とにかく、女の子がとなりに座りお酒をついでくれると言う場所。

格好付けるわけではなく、僕はあまりこういうところに言っても何も感じない。
でも仲間達がみんな「行こう!」と言ってる中、「オレはええわ!」と無下に断りにくい時もあり、片手で数えれる程だけ行った事があるが、僕は酒も飲まないし、本当に面白くないのだ。
というのも、あぁいうところに行くと、「あぁ普段、オレはみんなにチヤホヤされているんだなぁ」と実感する。
周りを見渡すと男どもがみーんな気を遣って一生懸命女の子を笑わしたり機嫌をとったりする。
僕はこういう事(音楽)をやっているので逆なのだ。
男女年上関係なく、スタッフはみんな僕に気を遣って下さる。
その事をこういう場所に行くとひしひしと感じる。
ありがたいんだなぁ。普段のオレがいる位置って、、、と実感したのを覚えている。


そしてこの頃、魚町という姫路の飲屋街で働いている同級生が何人かいる事を知った。
飲み屋を経営するもの。
ホステスをするもの。
ちなみに余談だが、飲み屋を経営している同級生のところに行き、ウーロン茶でカウンターで同級生@男と飲んでいただけなのに、後日友達が「なんかネットでニュートラルのヴォーカルを魚町で発見!」と書かれてたで!!と言われ、驚いた事があった。
あぁ言ううわさ話はこうやって事実と真実の狭間で伝わっていく事が往々にしてある事をここに書いておきたい。あまり鵜呑みにしない事だ。


はじめに、この歌は、ホステスをする中学時代の同級生をテーマに書いたと記したが、僕にはどうしても忘れられない、そして忘れてあげるべき出来事がある。
彼女は中学時代からの同級生。
ちょうどこの頃久しぶりの再開。
会う度に「みっくーーーん!(僕の名字が三木なので)チューして!!」と冗談を言って笑わせていた。
僕も夜遅くに新幹線で姫路に帰った時には、帰りに連絡して一緒に歩いて帰った。
もちろん、そこにお互いに恋愛感情はなく、ただ中学時代の話をしたりしながら帰った。

その日は強い雨が降っていた。
ライブで姫路に帰っていた僕は、また彼女と歩いて帰る事に。
いつものようにしょーもない話をして。
いつもと違うところと言えば、彼女が酔い過ぎていた事だと僕は思っていた。

彼女の家に着く頃、いつものように笑いながら「みっくーーん!抱いてっっ!!」と言ってくるのを「なんでやねんっっ!!」と返し彼女を見ると、笑っていなかった。
その後、「お願い、抱いてほしい」「抱いてくれな帰らへん!」と傘を放り投げて地べたに座り込んでしまった。
僕も何度目かまでは冗談で返していたが、大雨の中でも泣いているのが分かるくらい彼女が泣いているのを見て、真面目に「それは無理や」と返した。
彼女は靴も放り投げて、「ほんならもう帰って!!ごめん、もう先に帰って!!」とそこを動こうとしなかった。
でも、僕はどうやっても中学の同級生とそう言う関係になることができなかったし、なにかそれは恋でもない、日中に見える月のように不自然な感じがしたので断った。
大雨が降る中、それでも彼女を1人にして帰る事が出来ず、僕はなんとか説得して家まで送った。

それから数年後、偶然再開したとき、彼女はあの頃のまま普通に僕と接してくれた。
あの一日だけが違う世界にいたのかと思えるくらい普通だった。
ただ1つ違っていたのが、彼女に子供が出来ていた事。
その事を父親であるはずの人に知らせずに1人で育てる決意をした事。
そして逆算すると、その頃が、ちょうどあの土砂降りの雨の日になる事だった。


僕は今になって反省するのが、なぜ僕は「抱いて」という彼女の心の本当の色を見極めてやれなかったんだろう?という事だ。
「寂しさ」「切なさ」、、、いや違うな、いわゆる言葉を超えてしまう感情ってやつが彼女を襲っていたはずだ。
あの雨の日、僕は彼女の心の何一つ救えなかったんだなぁと若かりし自分を責める。


彼女は今も元気に働いている。
可愛い子供を育てるため。
いつもの冗談と笑顔で。


「どっかの誰かが歪んだ 正義感を押し付ける
私の世界の正義は get up yesterday!
rainy man 私を抱いて
rainy man 呆れるほどに
チュチュチュルルル・・・♪ チュチュチュルルル・・・♪  
触れて 濡れて 揺れる」     カナリア


夏祭り 『全曲ライブ!』 PART1
〜デビューしてからの楽曲を2日間に分けて全てやります!!
(EARLY TIMESを除く)〜
日にち: 2011年7月16日(土)
会場: Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
時間: open 17:15 / start 18:00
料金: 前売り ¥3,800(ドリンク代別)
■当サイト内「TICKET」コーナーよりチケットの予約ができます。
チケットぴあ TEL:0570-02-9999 Pコード:133-633
ローソンチケット TEL:0570-084-003 Lコード:76982
イープラス http://eplus.jp

夏祭り 『全曲ライブ!』 PART2
〜デビューしてからの楽曲を2日間に分けて全てやります!!
(EARLY TIMESを除く)〜
日にち: 2011年7月17日(日)
会場: Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
時間: open 16:15 / start 17:00
料金: 前売り ¥3,800(ドリンク代別)
■当サイト内「TICKET」コーナーよりチケットの予約ができます。
- チケットぴあ TEL:0570-02-9999 Pコード:133-633
ローソンチケット TEL:0570-084-003 Lコード:76982
イープラス http://eplus.jp

お問合せ: DISK GARAGE  03-5436-9600 (weekday 12:00-19:00)
 
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