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2021/02/25
えー、子はかすがいなんてぇ
パブロン畑山の誕生日も2月だった。

代谷が加入する前のベーシスト。
人気もあり、彼が辞めるときにはファンの人も悲しんだ。
辞めた理由もあまり覚えていない。
苦労して苦労してようやく地元での成功を手に仕掛け、これからという時期だった。
母親の反対、当時にして音楽性の違い、いろいろあっただろうがもう覚えていない。
ただそこまでこじれずの円満退社だった。

とはいえ連絡を取ることはなかった。
が、数年前共通の知人がパブロン畑山が今は落語家として活躍している見てやってくれと連絡を受け、久しぶりにコンタクトを取り姫路のライブ後に再開。

畑山はボソッと僕に言ってくれた。
「あの頃しげるさんめっちゃ厳しいと思っていたけど、今ならその理由とか言ってる意味とかよくわかるんです。そしてしげるさんなら落語の世界でもきっと成功しているだろうなと思います。」
ここまではいい話だが、僕は内心こう思っていた。
「ま、そうやろうな。成功してたかもな」
↑恐ろしい。
が、正直に話すとある程度の仕事、物事は一定の法則があるかのように成功への道筋は同じのように感じる。
ただ、基本的に畑違いのことには口出さない、リスペクトをするというのが僕のモットーなので生意気は言えないが、落語でも成功していた可能性はあるだろう。

音楽で成功の道筋を変えていくのはやはりダメダメな業界人が噛むからだろう。
それはいつか話せれたら話すが、音楽の世界はいまだにブラックであり、ハラスメントもあり、クソみたいなレコード会社の担当者が自信を持ってのさばっている。

でもこれも政治と一緒か。。。
難しい問題になりそうなのでこの辺で終わる。
 
2021/02/24
今日で44歳
今日で44歳。
配信ライブとはいえ、今年も誕生日をライブで迎えることができた。
歳を重ねるということは前向きに捉えなければ、やはり「老いる」ということであり、それは誰の前にも訪れることであり、ことさら人前に出る人たちは「劣化」などと言われ体質との戦いに挑んでいく。
今なら分かってもらえるだろうか。
僕が取り組んでいたことを。

20代から30代にかけて僕は必要以上にファンの人を遠ざけた。
物販にも出ない。
愛想も良くない。
でもそれは決して面倒臭いからではない。
その方が良いと思ったからだ。

ありがとうねありがとうね!と笑顔で握手をしていくバンドマンもいた。
当時から思っていた。
歳をとってからどうするの?

顔で売り出してしまうと長くは持たない。
そのためにも音楽以外のものは排除しようと。
つまりは10年先も歌っていたいという思いからだった。
当時はそこまで深く考えてはおらず直感だったけど。

40代に入って僕は少しその手綱を緩めた。
それが40代なりのかっこよさだと思ったのと、よりナチュラルにという思いから。

僕はメンバーを家族のように大切に思っている。
彼らか僕が死ぬ時までバンドをやっていたい。
そして葬式で恥ずかしいくらい泣いて、俺たちの人生はなんて素晴らしいものだったのだと感じたい。

今日で44歳。
俺の人生はまだまだ続いていく。
 
2021/02/23
それいけ!代谷!!
メンバーとはしっくりきていない。
上京してきてからずっと。
失敗してはいけない、そのプレッシャーが大きな舞台で失敗を招いてしまう。
イップスは音楽の世界にもあるようだ。

現実から逃れるように眠る。
また今日もラジオの収録を寝坊してしまった。
一週間前はしげるがミーティングしようと家に来てくれたが、俺は寝てしまっていた。
ドンと大きく壁の音が鳴った。
しげるが叩いたんだろう。
気まずくて寝たふりをした。

何をやっても楽しくない。
だれもおれを認めていない。
俺は正しいことをやってるのに、あいつらは自分のことばっかり。
俺とちゃうやろ。
あいつら悪いねん。
なんで東京に来たんやっけ?
デビューってそんなにしかったっけ?
ギリギリの給料だ。
今日も自炊ですまそう。
やめよっかな。
もう十分やったよな。
でも言ったら怒るやろうな。
やめたいな。
ほんまにやめたい?
いやわからんな。


これをずっと繰り返していた。

宇都宮のライブの帰り、マネージャーが先に新幹線で帰ってしまいしげると二人で車で帰ることになった。気まずい。そんなことを考えていると全然違う道に入ってしまった。
慌てて切り返しのために空き地に車を入れた。
ぶるるるるるるーーーん。
エンジン音は響くが、進まない。
しまった。
さっきまで降っていた雨のせいで地面がぬかるんで進まないのだ。
どないしてん?しげるもおりて二人で車を押したり、片方がアクセル踏んで片方が車を押すがもちろん動かない。
JAF呼ぶか。
深夜の1時前。
僕らはJAFが来る数十分をほぼ無言で過ごした。
思ったよりはやくJAFが到着してくれた。
よかった。
そう思った時、目の間に缶コーヒーが。
しげるがさっき自販機で買ったやつ。
二人で並んで座り、缶コーヒを飲みながら作業を見つめる。

ふとしげるが「あいつさ」と作業員を見つめながら話し出した。
「あいつさ、作業遅ない?」
断っておくが全く遅くない。すばらしい迅速な作業でめっちゃいい人やった。
でも、僕としげるの高校の時からの悪ノリで「めっちゃいい人であればるほどディスる」というわけのわからないものがあったのだ。
何を思ったのか急にしげるがそのノリを持ちかけてきた。
僕もすぐに「遅いし、あいつの工具って100均のやつちゃう?」とディスりかえした。
気がつくと名も知らぬ作業員は僕らの中で「2度の結婚に失敗しその原因はどちらもババ抜きした際に負けて激怒したから」という器の小さな男となっていた。
気がつくと僕は久しぶりに笑っていた。
僕らはその瞬間、たしかに「しげとしろや」の関係に戻っていた。
次の日目がさめると霧は晴れていた。

あれはなんだったんだろう。
しげるはわざとやったのか?
数年後、訪ねてみたが覚えていないとのことだった。

だが、あの1日がなければ僕はきっとここにいないだろう。
人のせいにばっかりして現実から逃げて、そして今頃後悔の念だけ背負って生きていただろう。

人生には谷が絶対にある。
でもそこから手を差し伸べてくれている人は必ずいる。
それをつかめるかどうか。
いや、勇気を出して自分の手を伸ばして相手に差し出せるかどうかが大切なような気がする。
僕は今、幸せだ。


※この話はフィクションであり、実際に登場する人物などは、、、めんどくせ。
話半分でね。ってことね。
 
2021/02/22
代谷の誕生日に寄せて
堅物代谷。

プライベートを知る人ならみんな頷くだろう。
頷きすぎてムチウチになるだろう。

そんな代谷だから女性にも振り回される。
ジャイアントスイングされまくり。
初対面にも、これからお付き合いするかもしれない人にも、お付き合いしている真っ只中の人にも。

代谷には恋人がいた。
だが何年たっても「こんばんは!THE NEUTRALでーーーす!」とやっている彼に呆れ、結婚へと促そうと彼女は動き出した。
堅物を動かすにはそれ相当のノミと金槌が必要だ。

彼女は「他に男がいる」をにおわせる作戦に出た。
堅物代谷即崩壊。
「え?え?ええ??」慌てふためく堅物代谷。
彼女、突破口を見つける。
次に男もののジャケットを部屋に置いておく。
おじゃましまーすと上がる代谷、ジャケットに気づく。
堅物代谷崩壊。
でも堅物やから「これどういうこと?」とも切り出せない。
堅物代谷が唯一相談できる相手、そう、この俺、ナンパはぐれものしげる。誰がやねん!しばくぞ。

「あのなぁ、ほんまに隠したかったらそんなもん部屋に置くわけないやろ!」とやけに説得力と経験値がありそうな言葉を代谷に残すも、動揺が童謡にばりに鳴り止まない堅物代谷。
レコーデイング中も、彼女に連絡。
返信がない。
俺がレコーディング中もひょっとしたら、、、。
いてもたってもいれず、自分のベースのプレイを終えると、耳打ちで「ちょっと彼女が電話にでーへんねん。帰っていいか?」とクエスチョン。

この話をするとみんな笑うし、本人もダサすぎて嫌がるけど、これだけは言っておく。
人の恋愛を笑うな。
この俺だってそういうことになりうる。
恋の恐ろしいところはこういうところにあり、それを利用するブラックハートの恋人に捕まると、決まってこうやって振り回されストーキングまがいの行動に出てしまう。
これを読んでいる君だってその可能性は大いになる。
これを読んで、ないない!あたしぁないよ!と思っている人こそ要注意。
たしかにな、、、と思っている方がまだ安心するぜ、おれは。

話を戻すが、結果。
代谷は別れた。
堅物代谷は胸の内をそうそう話さないが、辛かっただろう。
そんな時でも僕らは決まって「こんばんは!THE NEUTRALでーーーす!」と音を鳴らしていた。

な、神様よぅ。
も、ちょとだけよ、俺らにもアメくれや。
頼むぜ。
 
2021/02/21
代谷の誕生日に寄せて
代谷の誕生日だ。

代谷はこのバンド内で最も変わった男であると同時に、もっともまともな男である。
まともで真面目であればあるほど、それが変わった危ないやつになるので世の中はまさに「表裏一体」なのだと思い知らされる。

信号は青になったら渡りましょう。
無人島であっても代谷は青になるまで永遠としかめっ面で待っているのが想像がつく。

そんな代谷から見ると僕は変わり者であり、僕が一番まともに見えている。
ま、うちのバンドはみんな変わり者が多いからあれなのだが。

代谷は下手くそだった。
ベースが。
デビュー前「ベースはどうするの?脱退させる?」そんなひどいことをいう人もいた。
断っておくが、この頃、代谷だけでなく僕も、、、いや全員ひどかった。
だが代谷はもくもくとまさに黙々と練習した。
上石神井の家に遊びに行くといつも小型アンプにベースを差し込みヘッドホンで練習する代谷見ていたのを今頃思い出す。僕はと言えば曲ができたら代谷遊ぼーぜ!のノリだったと思う。

時を経て。
2016年ごろのレコーディングでプロデューサーがぼそっと僕に「このバンドで一番プレイが成長したのは代谷かもな」と言っていた。
僕も親心で仏の顔で頷いてみせたが、いや、俺わーーーーーい!!とツッコミそびれた。

代谷は頭がよくで真面目で融通がきかず立ち読みばっかりして右の親指だけ短いやつやけど、今では家族よりも深い存在になった。
僕らのこれからの歳の取り方が、我がことながら楽しみだ。
代谷誕生日おめでとう。
 
2021/02/20
引っ越そうかな
そろそろ引っ越そうかと思っている。
理由なんてない。
引っ越すのが好きなのだ。
引っ越すのが好きというよりも、間取りが好きであり、可能であれば毎月違う家に住みたい。
三代目魚武濱田成夫さんが東京住所不定という本を出しており、都内で1ヶ月いろんなところに住むというのをやっていた。
ごっついかっこええやん。当時強く印象に残ったっけ。

で断捨離だ。
僕の大嫌いな断捨離だ。

今僕の部屋着は20代の頃1軍で来ていたスウェットだ。
だがこのスウェット、え?ナメック星でフリーザと戦ってきたん?というくらいボロボロなのだ。
だが愛着があって捨てれない。
胸にはHarvardと書かれてある。。。
捨てよう。
ここから俺の新しい一歩が始まると信じて。
 
2021/02/19
えっ、えっ
俺ギター弾けるの?
えっ、えっ、俺ピアノ弾けるの?
えっ、えっ、えっ、俺バンドやってるの?
えっ、えっ、えっ、えっ、俺バンドでボーカルやってるの?ベースじゃなく?
もっかい確認するけど、ベースじゃなくボーカル?
すごない?
 
2021/02/18
コロナめ
2月14日にライブをする。
ただ歌っているだけだというのに、ファンの人がチョコやクッキーなどをくれる。
どれもこれも高級なものだ。
基本的に僕はファンの人からものをもらわないようにしてきた。
その金あればライブに来てくれ、と今でも思う。
そんな僕様が心置きなくプレゼントを受け取る時、それがバレンタイン。
ファンのみんなもこぞってプレゼントをくれた。

今思うよ。
なんてありがたいことだったのだと。
こんな俺にあんないいものを。

コロナめ。
 
2021/02/17
コロナめ
朝起きて「あ、あ、あーーー、ハッハっ、はぁーー↑あーーーー↓あーーー」。
が日課だった。
自分の声が枯れていないかのチェック。
不眠症の僕は大きな会場でのライブ前はいつも睡眠薬を飲んで寝ていた。
睡眠薬を飲むと喉がカラカラになる。
なのでまずはチェックする。
「あ、あ、あーーー、ハッハっ、はぁーー↑あーーーー↓あーーー」。
よかった、枯れてない。

今日朝起きて、それを1年ほどやっていないことに気がつく。
コロナめ。
 
2021/02/16
DIY
DIYというのがある。
いわゆる日曜大工ってやつだ。
なんでも自分でやってみる。
漏れることのなく僕も大好きだ。
PCのバッテリー交換、液晶画面の交換も自分でやる。

しかし、、、。
子供の頃から説明書を読まずにプラモを作っていた僕は、大体の感覚でやってしまうので、大きなミスをしたり、終了後になにやら大切そうなネジが一本余ってしまうことがある。

清正くんもDIYは好きなほうだと思う。
前になんかの話の流れで「おれ、家を自分で作ってみたいんやなぁ」と言っていた。
僕は運転していたハンドルが上に向きそうだったが、聞き返さずに「そうか」とだけ答えた。
家を自分作る??
なにその発想。

人の夢は笑っちゃいけない。
 
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