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2018/03/15
かこ姉ちゃん
「まーちゃん、あんたの子分のかずこやでーー!まーちゃん、あんたの子分のかず子が来たでー。まーちゃん、分かるかーーー。」
もう意識のない親父の首が一度揺れた気がした。
「今動いたよな?いま、まーちゃん反応したよな?」
かこ姉ちゃんが泣きながらも少し希望を持った目で僕に尋ねて来た。
僕は静かに一度だけ頷いた。

これが親父の人生で最後の眠りになると看護婦さんに言われ、親戚のみんなに声をかけた。
親父は気の強い人だったので弱った自分を見られるのがたまらなかったらしく、親戚でさえ病気の自分に近づけなかった。

駆けつけた親戚達は痩せ細った親父に驚きながら、声をかけたら戻って来てくれると思い、必死で声をかけていた 。
もう薬で最後の眠りについているというのに。
深夜の2時に声を張る親父の兄弟達。
いろんな言葉の中で、僕は親父の妹、かこ姉ちゃんのこの言葉がずっと残っていた。

今年の1月。
母と親父の故郷に行った際に、かこ姉ちゃんに会いにいった。
時間にしてほんの5分だろうか。
ほんの5分の中にかこ姉ちゃんはいつもの早口言葉で自信の身の回りにあった事をマシンガンのように語ってくれた。
そしていつものようにまた来るね、を言い残して別れた。

先日、かこ姉ちゃんが親父のあとを追うように旅立った。
いつも止まることなくしゃべり続けていた姿がなぜだか今になると生き急いでいたように思えてならない。
かこ姉ちゃんはおそらく一生分を話しただろう。
それでも足りない。
もっと聞きたかったことがある。
そしていつも聞くばっかりだったから、かこ姉ちゃんに聞いてほしかった。
今の僕のことを。

親父の時以来、僕は葬儀には顔を出すように決めたのだけれども。。。。
どうしてもスケジュールが入っていて出れなかった。
かこ姉ちゃんごめん。。。

あちらで親父とゆっくりしてね。
 
2018/03/12
バンド結成20周年year
バンド結成20周年year。
全国でワンマンやりたいね。
全部違ったライブにしたいからと日々ミーティングしている。
そんな中で5月5日のライブの内容が、、、。
分からないけど、挑戦!みたいなライブになりそうで。
集大成のようなライブになりそうで。
出来るのか!?という不安があるほど。
今までいろんなライブをやってきたから、やったことないことを探すのが難しくて。
でもそんな僕らでさえ、これできんの!?というライブを5月5日にやってみようかと思う。

そんなミーティングをしていると、リハーサルスタジオからスタッフに電話があった。
実はこの前に3月24日にアルバム7170のシールラリー特典のライブをしたいからスタジオ空いてないか?と連絡したところ、一杯でキャンセル待ちをお願いされた。
で、そのキャンセルがあったとの電話。
しかも空いたのはどでかいスタジオ。
ホールツアーをやる人達がリハーサルをするスタジオが空いた。

1日借りられるので、なら有効に使おうぜ!!
ということで、シールラリー特典以外にもおもろいことをやろうと。

そこで、誰でも入れるガチの無料ライブをやろうと。
これはシールを集めた方以外でも参加できるもの。
みんなでニュートラルを宣伝してくれ!5月5日の成功の為にも!ってことも踏まえ。
みなさんが新しいお友達を連れてきてくれることを信じて。。。

さらにスタジオもただではないので、ならみんなハッピーにと、大阪で好評だったゲルザップをここでやってしまおうかと。
ワンマンライブ前日にやることではないが、急遽素敵すぎるスタジオが空いたので、これは使うぞ!!と。
急すぎて来れない人も多いかもだけど、気合いで来てほしいなぁと。
最近足が遠のいてる人も誘ってみてくださいませ。

そんなこんなを今晩ツイキャスできればと。
ホントはもっといろんな意味や想いがあるけど、、、。
あるけど、、、私はそろそろ寝ます。
なんちゅう日記や。。。

おやすみなさい。
 
2018/02/26
2018年2月25日
24日の誕生日、そして今日の恵比寿でのライブ。
全てを詰め込んで、全力で歌って。
さすがに今は眠たいです。
不眠症の僕が眠たいというのはなかなかです。
それでも今日は日記を書き残したくて、たいした言葉が出ないのもわかっていながらこれを書いています。

歌っているのは良い曲が出来たから?それともファンがいるから?
もはやわからない。
鶏が先か卵が先かみたいなもん。
答えが出ないもんを考えてもしかたがない。
ただ無理矢理じゃなくて、間違いなく僕らは意志を持ってライブがしたくてあそこに立っている。
そして20年のプライドを持って最高に楽しんでもらえるように狂ったように演奏しているのだ。

家に帰っていただいたメッセージやお手紙読んで心がさらに縦に横に揺れました。
新曲「言えない事」だな。

君たちが立ち尽くした時、必ずそこから救い出せる歌を俺たちが用意しておくよ。
親父が死んだ時、どの言葉も俺の心を救ってはくれなかった。
でも、俺は詩を書くと同時に哲学者であると自負している。
チープな言葉ではなく、必ず君たちを暗闇から一筋の光を与える歌を書き残すよ。
それが俺の才能を生かす一番の仕事だな。

売れる売れないの前の、大切な事だな。
だから安心してくれ。
まかせてくれ。

ではおやすみ。

最愛のバンドガール、バンドボーイ達へ。

41歳のかつての少年 三木茂より
 
2018/02/22
ホームラン代谷の誕生日に寄せて

ホームラン代谷こと、代谷は誤解されやすい男だ。
彼の良さを理解するのは、受け手側の度量が試される。
彼を批判する人がいるとすれば、それは度量が狭いが故に彼を理解出来なかったということだろう。
かつては僕もそうだった。

代谷は真っすぐだ。
代谷ははっきりと物事を言う。
故に、間違った事でも堂々と間違ったまま、混じりっけなしのアホな意見を武器に丸裸で挑んでくる。
そして彼はしっかりとそれを反省する。
反省し、同じ過ちを同じ方向で同じ量を間違える。
これを笑えるか、許せないかだ。

代谷も僕と同じできちんと出来ないタイプの問題児だ。
やりたくても出来ないのだ。

度量の小さい人は、彼を下に見たり、変な位置づけをする。
しかし代谷は誰よりも聡明であり、正義感が強く、倫理観もある。
ただ表現となるとなぜか真逆の事をしてしまうだけだ。
代谷の人となりを見ていれば、それを愛せるはずだ。

その昔、僕は何度も代谷に悩まされた。
今思うと僕に余裕がなかったのだろう。
彼ほどそばにいて頼りになるやつはいない。
そして今は誰よりも僕の理解者でいる。

ぶっきらぼうで雑な代谷も41歳になる。
大人になっているのだ。
それでも、今このときでも、むかつくほどとんでもない失敗をして、それの後片付けをしたいと思っている僕がいる。
このまま間違いだらけの大人でいてほしいと強く思う。
それが代谷の魅力だと思う。
 
2018/02/08
8チャンネル

関西と東京ではテレビのチャンネル数が違うのをご存知だろうか?
日テレ(読売テレビ)は関西は10、東京は4。
テレビ朝日は関西は6、東京は5。
そしてテレビ東京は7。
そもそも関西で5や7番は砂嵐である。
奇数を押すと言えばローカルのサンテレビ。
サンテレビは3番。
夜にエロい番組をやっていたのもこの3チャンネル。
これが東京ではNHKになるのだから驚きだ。
そんな中でフジテレビだけが変わらず8チャンネル。
だから関西から上京した者たちは必然と8チャンネルに愛着を抱く。

昨今、8チャンネルが元気ないというニュースを聞くと無条件に応援したくなる。
東京に来て間もない頃、心細い僕らを親してくれたのはまぎれもなく8チャンネルだったのだから。

頑張れ!8チャンネル!!
 
2018/02/06
清正君の誕生日に寄せて
茨木のり子さんの詩に「倚りかからず」と言う作品がある。
僕の大好きな詩だ。
そしてこの詩を読む時に清正君の目指す先はここにあるのではないかといつも勝手に想像する。

清正君は倚りかからない。
清正君は人と距離を置く。
深くは入らない。
故に人を呼び捨てにしない。できない。
清正君は悩み事言わない。
清正君は嬉しい事も言わない。
口数が少ないわけではない。
冗談も言う。
それでもその距離感を決して崩さない。
それでいて20年もこんな俺たちと仲間でいる。
希有な存在だ。

それでも僕はそんな清正君が心から笑った瞬間隣にいて、思わずこぼれた涙の時にも目の前に立っていた。
彼は気付いていないかもしれないが、ひょっとしたら彼の親友となると僕になるのかもしれない。
しかしそう言い切れないほど、僕であってもある程度の距離を保たれている。

芯が強いというのとは少し違う。
柳のようなしなやかさで難解から身をかわす。
倚りかからず。
彼は20年経った今も、寄りかからず。

清正君のすべてを知るにはまだ向こう10年では足りない。
長い付き合いになりそうだ。
 
2018/02/05
星のある日
18歳で一人暮らしをした。
親元を離れる寂しさよりも、自らの城を手に入れた嬉しさの方が圧倒的に勝っていた。
どきどきワクワクしながらの初夜。

電気を消すと、前の住人の置き土産。
天井がプラネタリウムに。
そう、天井に星形の蛍光シールを貼っていたのだ。
電気を消すと蛍光の星が光るという代物。
18歳ながらにクッソだせぇ演出だと笑ってしまった。
女の子を部屋に呼び放題というのが一人暮らしの良さだと思うが、こんなケチな演出じゃ好意も脅威に変わるだろう。

けど僕は結局その部屋を出るまで星形シールを外す事はなかった。
片思いに破れ見上げた天井。
将来の事を漠然と考えて見上げた天井。
眠れない夜はいつも蛍光の色がぼんやりと消えるのを切ない思いで見つめていた。

昨日、なぜだか急にあの天井の事を思い出した。
東京に住んでからの僕は天井を眺める事がなくなった。

僕はあれからどう変わったのだろうか。

ここまで書いてベランダに出て星を眺めた。
東京には星がないというが、あれは嘘だ。
東京でも星は見える。
故郷ほどの光は発していないが、東京の星も輝いている。
それでも一年に一度くらい、故郷にも負けないような輝き方をする時がある。
そんな時、僕はこの東京に住んでいて良かったと強く思うし、この東京をもっと大好きになる。

ちなみに今日の星空も悪くはない。
 
2018/02/03
ノートパソコンが
昨年の今頃、ノートパソコンが壊れた。
そして一年が経ち、またノートパソコンが壊れた。

モノは壊れるからなぁ。

ノートパソコンが壊れると僕の作業率はぐんと下がる。

今朝修理に出した。

はやく直りますように。
 
2018/01/29
女性の指輪
僕は人生に於いて片思いをした数が圧倒的に少ない。
が、20歳の頃に経験した片思いは他の人の数倍もの想いが溢れていた。
今はもう忘れてしまってはいるが、劣等感の固まりの僕が彼女に見合うような男になりたくてTHE NEUTRALをやったという動機もあった気がする。

その彼女に想いを伝えようとしたある日、彼女が僕に向かっておはようと手を振る両手の薬指に指輪が。。。
僕はすぐにすべてを納得してその想いを沈めた。
それ以来、僕は女性を見ると指輪の一をチェックするという何とも言いがたいクセがついてしまった。
相手が美人でも、そん反対方面の多少デッサンの狂った方でも関係ない。
僕は指輪の位置を見てしまい、それで自分の恋心を調節するようになってしまったのだ。

先日、仲間の一人が一目惚れをしたと報告してくれた。
その相手の右手の小指に指輪があったらしい。
これはどういうことだろう、と相談された。
小指ならば関係ないよな、と思ったが、僕も40歳。
今の流れとは違うかもしれない。
そんなこんなでTwitterで恋日の指輪の理由をフォロワーに問うた。
便利な世の中だ。

ちなみに話は戻るが、僕が大好きだったのかのジョとは、それから10年後の同窓会で再会したのだが、すでにイタリア人ばりの女性免疫が出来ていた僕は彼女に軽口で「実は学生の頃大好きで、告白しようとしたらさ、両手の薬指に指輪があってさ」と当時の想いを伝えたところ。
「えーーー、なんで言ってくれなかったのー。あれはただオシャレでしてただけなのにー」と話してくれた。

結局のところ指輪の位置も大事だが、想いを伝えろということだ。
もちろん伝えるにもタイミング、言葉、場所、いろいろ頭を使うべきところはあるのだが、それはまたいつかの機会に。

 
2018/01/22
1月20日のライブを振り返り
姫路での結成20周年記念ライブが終わりました。
初日は姫路BETAで。
一生懸命からはじまり、ドアを開けようへ。
あの頃のようなセットリスト。
そしてドラムに鎌田竜生を正式メンバーに迎えて。
詳しいライブのことは代谷さまあたりがあげるであろう。
なので僕は初日のエンドSEに流した、僕からのMessageを載せます。
本当にありがとう。



20年前、夢と野望と希望を持ってこのステージに立った。
あれから僕たちは何が変わって何が変わっていないのだろうか。

デビューした時に僕はマスコミ関係者を招いたパーティでこう答えていた。
「売れる売れないは分からないけど、10年後も僕たちがまだ続けていたら、それは成功だと思う」と。
ならば今は成功なのだろうか。


ゆっくりと沈む夕陽を眺めている。
川のせせらぎに心を座らせる。
公園のベンチに腰掛け 老人と子供の狭間で空に息を吹きかける。
眠れずに開けた カーテンから差し込む朝日に涙を流す。
シャッフルから偶然流れた来た歌に勇気をもらう。
くだらない冗談だと笑い飛ばせずに ふてくされる。
下り坂で自転車のペダルから脚を離す。
急に懐かしい匂いがして君を思い出す。
君の声が聴きたくなった。
なぜだかもう一度歌いたくなった。
曲を書いた。
ライブをした。
新しい夢が出来た。
君の笑い顔を守ってあげたいと思った。


20年間で僕たちの歌を聴いてくれた人、ライブに来てくれた人、そしてなによりも、今日この場にいてくれた君に深い感謝をする。ありがとう。

僕たちの人生は2つに別れている。
THE NEUTRALを始める前とあとだ。
THE NEUTRALをは始める前までは一人で生きてきたけど、20年前からはずっと君たちが横にいた。
それがどれほど心強かったか。
それがどれほど愛おしかったか。
それがどれほど僕らを強くさせたか。

今日からまた新しい1年がはじまる。
君と始めていく。
長い付き合いになりそうだ。

僕たちと君たちの共通点は音楽が好きだと言うこと、そして
THE NEUTRALが好きだということだ。

本当にありがとう!また次のライブで会おうな!!
君との日々をすべて愛している。

THE NEUTRAL ヴォーカル 三木茂

 
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