2008/03/29
私を海に連れてかないで、九死に一生
ボクの持論ではあるが、陸上競技の得意な人は基本的に泳ぐのが苦手だったりする。
まぁ、言い訳じみたイントロから入ったが、ようはボクはカナヅチだと言う事だ。それも言うならば巨大ハンマークラスのカナズチである。キング・ザ・100tクラス。テリーマンもミート君もびっくりである。
だから、子供の頃から海にいくのは嫌だった。
親からしたら夏休みの子供へのサービスのつもりなのだろうが、なんせこちとら泳げないときたものだ。海で溺れると死にますからね。はい。
親のエンジョイサマーも、ボクから言わせれば命がけのDead or Aliveである。
何が悲しくて夏休みに命をかけなきゃいけないのだろうか?
小学2年生の時点でプールで三回溺れて死にかけてたらあかんやろ、と思うし、親の監視の目はどこにあったんやと今更ながら心配になる。
小学3年生の夏休み、その年も相変わらずのんきな顔で両親は僕を海に誘って来た。
「あんた、今日は親戚の家に行くでーーー!みんなで海でバーベキューや!!」
子供に断る権利なんてありゃしない。
「今日も無事に生きて返って来れますように!」と願いを込めて海に出かけた。
その日はもう何がなんだか分からないような一日だった。
海に行くのにわざわざ山登りからスタートするのだ。
今思うと、父親達の「oh!my sonよ!!この父の姿が見えるかい!?たくましいだろ?これが父というものだぞ!」という匂いがぷんぷんしたイベントだった。
勘弁してください。
そんな事よりも、ファミコンのカセットを買って、ボクよりも早く攻略してくれた方が幾分格好良く見えると事か・・・。子の心、親知らずである。
その山道がまた険しいのナンノの吐息でキッス。
すぐ下は崖であれど、ガードレールなんてミルキーなものはないのだ。
当然のように足を踏み外し、ボクと親戚の男の子がまず死にかける。
もう一度確認しよう、すぐ下は崖である。
あかん!
あかんあかん!!!
そう思いかけた矢先、親戚のおじさんが大慌てで僕らの手を握り、「つかまれーーーー!」と大声でsay。
リアル「ファイト一発」である。
命からがら崖に落ちずにすんだ僕らはようやく海へ到着。
といっても浜辺ではない。
山の真横が海だったのだが、一カ所だけその山からぴょんと飛び降りれば足のつくナチュラルな5m四方くらいの足のつく岩場があった。当然その岩場を踏み外せばそこなしの海が待っている。
デリカシーのない親戚のガキどもは「おりゃーーー!」と飛び込んでいく。
当然、都会っ子のボクはもじもじしている。
すると「しげる君もおいで!!ここは浅いから!!」とのお誘いの声。
さっきのファイト一発でドロドロになっていたし、しかたがなくボクも飛び込んだ。
ドッポーーーン。
あれ、
あれれ、
あかん!!
あかんぞ!!
まぁ、なんと運のない事でしょう。
ボクの飛び込んだところだけ岩場がなく、深ーーーい海の底。
完全溺れた。
足が届く届かないのレベルではなく、下からひっぱられるような感じ。
子供心に「こりゃだめかも」と思った。
すると先ほどの「ファイト一発」で株を上げた親戚のおじさんがすかさず飛び込んで助けに来てくれた。
あぁ、この人は神様か。
と思った矢先、そのおじさんsay!
「あかん!やばい!!うをぉこさおsvかおvksv!!」
はい、運動神経抜群のおじさんも溺れだす始末。
神様でもなんでもなく、ややメタボリックな中年のおじ様だった。
はい、ゲームオーバー。
おじさんもごめんね。ボクと一緒におぼれちゃって。
諦めかけたその時、もう一人の大人が足ひれをつけて飛び込んでくれて、なんとか助けてくれた。
今でもあの感覚は忘れられない。
そして今でも海が大嫌いだ。
この間からこういう話を書いていて、今生きている事が本当に奇跡のように感じる。
でも、人って一つや二つこういう話を持っているのではないだろうか?
それともボクだけなのだろうか?
ぜひ、他の人の九死に一生の話を聞いてみたいものだ。
まぁ、言い訳じみたイントロから入ったが、ようはボクはカナヅチだと言う事だ。それも言うならば巨大ハンマークラスのカナズチである。キング・ザ・100tクラス。テリーマンもミート君もびっくりである。
だから、子供の頃から海にいくのは嫌だった。
親からしたら夏休みの子供へのサービスのつもりなのだろうが、なんせこちとら泳げないときたものだ。海で溺れると死にますからね。はい。
親のエンジョイサマーも、ボクから言わせれば命がけのDead or Aliveである。
何が悲しくて夏休みに命をかけなきゃいけないのだろうか?
小学2年生の時点でプールで三回溺れて死にかけてたらあかんやろ、と思うし、親の監視の目はどこにあったんやと今更ながら心配になる。
小学3年生の夏休み、その年も相変わらずのんきな顔で両親は僕を海に誘って来た。
「あんた、今日は親戚の家に行くでーーー!みんなで海でバーベキューや!!」
子供に断る権利なんてありゃしない。
「今日も無事に生きて返って来れますように!」と願いを込めて海に出かけた。
その日はもう何がなんだか分からないような一日だった。
海に行くのにわざわざ山登りからスタートするのだ。
今思うと、父親達の「oh!my sonよ!!この父の姿が見えるかい!?たくましいだろ?これが父というものだぞ!」という匂いがぷんぷんしたイベントだった。
勘弁してください。
そんな事よりも、ファミコンのカセットを買って、ボクよりも早く攻略してくれた方が幾分格好良く見えると事か・・・。子の心、親知らずである。
その山道がまた険しいのナンノの吐息でキッス。
すぐ下は崖であれど、ガードレールなんてミルキーなものはないのだ。
当然のように足を踏み外し、ボクと親戚の男の子がまず死にかける。
もう一度確認しよう、すぐ下は崖である。
あかん!
あかんあかん!!!
そう思いかけた矢先、親戚のおじさんが大慌てで僕らの手を握り、「つかまれーーーー!」と大声でsay。
リアル「ファイト一発」である。
命からがら崖に落ちずにすんだ僕らはようやく海へ到着。
といっても浜辺ではない。
山の真横が海だったのだが、一カ所だけその山からぴょんと飛び降りれば足のつくナチュラルな5m四方くらいの足のつく岩場があった。当然その岩場を踏み外せばそこなしの海が待っている。
デリカシーのない親戚のガキどもは「おりゃーーー!」と飛び込んでいく。
当然、都会っ子のボクはもじもじしている。
すると「しげる君もおいで!!ここは浅いから!!」とのお誘いの声。
さっきのファイト一発でドロドロになっていたし、しかたがなくボクも飛び込んだ。
ドッポーーーン。
あれ、
あれれ、
あかん!!
あかんぞ!!
まぁ、なんと運のない事でしょう。
ボクの飛び込んだところだけ岩場がなく、深ーーーい海の底。
完全溺れた。
足が届く届かないのレベルではなく、下からひっぱられるような感じ。
子供心に「こりゃだめかも」と思った。
すると先ほどの「ファイト一発」で株を上げた親戚のおじさんがすかさず飛び込んで助けに来てくれた。
あぁ、この人は神様か。
と思った矢先、そのおじさんsay!
「あかん!やばい!!うをぉこさおsvかおvksv!!」
はい、運動神経抜群のおじさんも溺れだす始末。
神様でもなんでもなく、ややメタボリックな中年のおじ様だった。
はい、ゲームオーバー。
おじさんもごめんね。ボクと一緒におぼれちゃって。
諦めかけたその時、もう一人の大人が足ひれをつけて飛び込んでくれて、なんとか助けてくれた。
今でもあの感覚は忘れられない。
そして今でも海が大嫌いだ。
この間からこういう話を書いていて、今生きている事が本当に奇跡のように感じる。
でも、人って一つや二つこういう話を持っているのではないだろうか?
それともボクだけなのだろうか?
ぜひ、他の人の九死に一生の話を聞いてみたいものだ。
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