2012/08/04
NEW KINGにて「荒くれ者ジョニ−」
パチンコ屋と言うものは本当にさまざまな人種が来るもので、NEW KINGのking of さまざまな人はやはりジョニーだと思う。
ジョニーはどっからどう見ても堅気の人間ではない。
筋ものである事は間違いない。
年の功なら40半ばだっただろうか?
いつも刺繍の入ったデニムと呼んではしばかれそうなジーンズを履き、ぴーこさんもびっくりの黄色いサングラスをかけて、180cm越えの身長で漫画のように肩で風を切ってご来場して下さる。
このジョニー。
噂によると組の仕事で人を殺めた事があるとかないとか。
もちろんその噂を丸呑み出来るほどの迫力をジョニーは持っていた。
今思うと、当時の僕らはそんな危険な場所によくへらへらと毎日通ったものだ。
僕が親なら気が気でならない。
そんなジョニーは期待を裏切らずダミ声である。
そんなジョニーは期待を裏切らず御幸通りを闊歩する。
そんなジョニーは期待を裏切ってチャリでやって来る。
そんなジョニーはあるとき、僕が困っていたら「おっい!!」と必要以上に乱暴な声で店員を呼んでくれた優しい丈夫(ますらを)だ。
東京に出て、NEW KINGも潰れ、たまに姫路に帰っても人通りの少なくなった御幸通りでジョニーを見かける事もなくなった。
今書いていて思い出したが、風の噂でジョニーは組のものにやられたというのもあった。
が、毎日パチンコ屋にチャリで来るジョニーがそんな物騒な事に巻き込まれているまいと僕は信じて願っている。
ジョニ−は今僕の歌を、、、、聴くはずもない。
ジョニーはそもそも僕なんて覚えていないだろう。
そう言う男だ。
ただジョニーは「パンとピストル」が好きそうな気がする。
今ならジョニーと少し話が出来そうだが、やはりジョニーはうわさ話を聞いて遠目で見ているくらいがちょうどよかった事を思い出す。
NEW KINGにはさまざまな人が来る。
みんな何も言わずに、約束もせずに毎日顔をあわす。
店を出たら誰もどうなっているのか知らない。
だが朝の10時にはきっちりみんなで顔をあわす。
奇妙な事だが、なんだかそのことを思うと、今とても微笑ましい。
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