2013/05/19
Minxzoneのワンマンライブを見て
昨日はリハーサル終わりにメンバー全員でMinxzoneのライブに行って来た。
Minxzoneのギターのwaioは僕が東京で出来た初めての友達。
でも実は僕らの出会いはそれよりももっと前、僕らも彼らもまだ関西にいた頃らしい。
waio曰く、その時のライブが忘れられなかったらしい。
でも楽屋では一言も話さなかったらしい。
失礼な話なのだが、僕はこの事を全く覚えていなかった。
当時の僕らに他のバンドのライブを見る余裕なんてどこにもなかったのだ。
時は流れ、僕らはほぼ同じ時期に再会をする。
デビューしたての頃。
レコード会社に向かう原宿駅。
「今日も5つも取材があるのかぁ。」なんてありがたさも分からずただ電車で来る事の面倒さに愚痴ばかりたれながら歩いていたら、女の子二人と男の子一人が路上で歌っていた。
とくにどの曲が残ったという訳でもないのだが、なぜだか僕は一瞬足を止めて彼らの演奏というよりも、彼らの汗を眺めていた。
Voのyukariちゃんがニット帽をかぶって冬空に声をねじ込んでいた。
後にも先にも、僕が路上で歌っている人を覚えていたって言うのはこのバンドしかいなった気がする。
同じ頃、waioは当時の所属事務所に「このバンドのライブを見てみたら」と勧められて渋谷O-westへ。
すると「THE NEUTRAL」の文字が。
嬉しい事にwaioはすぐにあのときのバンドだ!と覚えていてくれたらしい。
が、当時「チャンスはそこだ!」を一曲目にする事が多かった僕ら。
あの曲の場合、僕はイントロが鳴ってから登場する。
久しぶりのニュートラルのライブ、はじまりにGrの清正君が「こんばんは!THE NEUTRALです」でライブが幕開けするのを見てwaioは「あっ、3ピースになったんや。あのボーカルやめたんやなぁ。」と思ったらしい。
まぁ、その後、勢いありすぎる登場でほっと胸を撫で下ろしてくれたらしいが。
でも、ここでも僕らは終演後に軽く紹介されただけ。
僕はyukariちゃんの紺色のニット帽を見て、あのときのバンドだ。って思ったけど口には出さずに会釈ぐらいで終わった。
さらにそれから数年後、Minxzoneの企画イベントに呼ばれ、この時にはじめて大阪時代に知り合っていた事を知り、僕も原宿で見かけた事を話した。
それから何がどうなってかは分からないけど、気がつくと僕はwaioの家で鍋をつつくようになっていた。
Minxzoneほど一本の道を歩くのに、遠回り、立ち止まりをしたバンドはいないような気がする。
彼らにはベースがいない。
サポートを入れていた時期もあった。
衣装を大きく変えた時期もあった。
マントなんてぶら下げた事もあった。
本でデビューなんて事もあった。
彼らは3人とも非常に純粋だ。
どれも真っ向から否定せずにすべてやってみる。
そしてうまくいかなかったときは純粋が故に3人とも真っ向からダメージを受ける。
僕は勝手ながらその姿が下唇をかみながらも笑顔になるし、かっこ良くも気高くも見える。
昨日のワンマンは紆余曲折の果てにあった気がする。
yukariちゃんは髪を切っていた。
今日まで見て来た中で一番美しかった。
そして潔かった。
ayuhaちゃんはツインテールのような髪型だったが、僕が知り合ってから変わらないのは、どんな格好をしていても彼女の中にかならずパンク精神というかロックを感じるのだ。
かわいいなんて言うなよ、かっこいいものが好きなんだ、って言われている気がして素敵なのだ。
昨日の彼女はまさにそんな感じ。
凛としていた。
waioはなーんも変わらない。
いつだってなーんも変わらない。
たぶん彼はマイペースなのだとみんなは思うだろう。
でも僕は知っている。
真っ向からダメージを背負ったときも彼だけは無理してでも明るく笑って後の二人に希望を与えている事を。
昨日も何も変わらず、慌てずに、waioとしてステージに上がっていた。
いや少しだけ変わったというか印象的だったのが、曲間にファンの人の「ヒューヒュー!」というあおりが響いた。
前のワンマンではそれに対して「マニアのファンの人は黙っといて!」と笑いを取ったwaioが昨日は曲間の歓声に嬉しそうに笑いながらチューニングをしている姿が素敵だった。
ベースアンプからは打ち込みの音が流れている。
これが今のMinxzneだ。
そう思った。
ベーシストがいないベースアンプの明かりを見ていると、彼らの今日までの苦労とこれからの明るい未来が見えて泣きそうになった。
waioのつくるメロディは素晴らしい。
僕もいろんな事を教えてもらった。
もっともっと前へいって欲しい。
でも僕たちだってそうだから頑張れとは言わない。
僕たちは互いを高め合い、そしてライバルであり、最後にみんなで肩を組んで笑いたい。
彼らはメンバーに女の子がいるのでたまにこうやって日記でアップするのも気が引けたり、うちのスタッフと家の近いメンバーがいて同じライブだった際には乗って帰ればいいのに、と思うがいろんな目を気にしてしまう。
でもなーんもないので、これからは堂々と絡んでいきたい。
ちなみに余談だが、先日のトリビュートライブでの最後のセッション、ファンの人の目を気にしてか誰も男性陣がyukariちゃんに絡んでいなかったのが面白かった。
もういっこ、余談ではあるが、僕がソロライブをして間がない頃、yukariちゃんがなぜか僕のソロを見に来てくれた事があった。いまだにそれがなんだったのかは分からない。悩んでいたのか、はたまた気まぐれか。
でも出来るならばあれから成長した今の僕のソロを見てほしいなぁと思ったりもする。
宣伝するつもりでこれを書いたのではないが、今月の25日にはMinxzoneが我らが地元姫路に来てくれる。
彼らがデビューする前、waioには暇しかなかった頃に無理矢理プライベートでつれて来た事はあるが、まさか一緒にライブが出来るなんて。
ぜひ彼らの演奏も楽しみにしていてほしい。
これは宣伝だが、そんな僕のソロライブも同じ日の昼にある。
いつ見に来るかって?
SAY!
ありがとう!
追記、昨日の来月の本八幡のライブのスケジュール間違っていました。
来月の19日でした!!
Minxzoneのギターのwaioは僕が東京で出来た初めての友達。
でも実は僕らの出会いはそれよりももっと前、僕らも彼らもまだ関西にいた頃らしい。
waio曰く、その時のライブが忘れられなかったらしい。
でも楽屋では一言も話さなかったらしい。
失礼な話なのだが、僕はこの事を全く覚えていなかった。
当時の僕らに他のバンドのライブを見る余裕なんてどこにもなかったのだ。
時は流れ、僕らはほぼ同じ時期に再会をする。
デビューしたての頃。
レコード会社に向かう原宿駅。
「今日も5つも取材があるのかぁ。」なんてありがたさも分からずただ電車で来る事の面倒さに愚痴ばかりたれながら歩いていたら、女の子二人と男の子一人が路上で歌っていた。
とくにどの曲が残ったという訳でもないのだが、なぜだか僕は一瞬足を止めて彼らの演奏というよりも、彼らの汗を眺めていた。
Voのyukariちゃんがニット帽をかぶって冬空に声をねじ込んでいた。
後にも先にも、僕が路上で歌っている人を覚えていたって言うのはこのバンドしかいなった気がする。
同じ頃、waioは当時の所属事務所に「このバンドのライブを見てみたら」と勧められて渋谷O-westへ。
すると「THE NEUTRAL」の文字が。
嬉しい事にwaioはすぐにあのときのバンドだ!と覚えていてくれたらしい。
が、当時「チャンスはそこだ!」を一曲目にする事が多かった僕ら。
あの曲の場合、僕はイントロが鳴ってから登場する。
久しぶりのニュートラルのライブ、はじまりにGrの清正君が「こんばんは!THE NEUTRALです」でライブが幕開けするのを見てwaioは「あっ、3ピースになったんや。あのボーカルやめたんやなぁ。」と思ったらしい。
まぁ、その後、勢いありすぎる登場でほっと胸を撫で下ろしてくれたらしいが。
でも、ここでも僕らは終演後に軽く紹介されただけ。
僕はyukariちゃんの紺色のニット帽を見て、あのときのバンドだ。って思ったけど口には出さずに会釈ぐらいで終わった。
さらにそれから数年後、Minxzoneの企画イベントに呼ばれ、この時にはじめて大阪時代に知り合っていた事を知り、僕も原宿で見かけた事を話した。
それから何がどうなってかは分からないけど、気がつくと僕はwaioの家で鍋をつつくようになっていた。
Minxzoneほど一本の道を歩くのに、遠回り、立ち止まりをしたバンドはいないような気がする。
彼らにはベースがいない。
サポートを入れていた時期もあった。
衣装を大きく変えた時期もあった。
マントなんてぶら下げた事もあった。
本でデビューなんて事もあった。
彼らは3人とも非常に純粋だ。
どれも真っ向から否定せずにすべてやってみる。
そしてうまくいかなかったときは純粋が故に3人とも真っ向からダメージを受ける。
僕は勝手ながらその姿が下唇をかみながらも笑顔になるし、かっこ良くも気高くも見える。
昨日のワンマンは紆余曲折の果てにあった気がする。
yukariちゃんは髪を切っていた。
今日まで見て来た中で一番美しかった。
そして潔かった。
ayuhaちゃんはツインテールのような髪型だったが、僕が知り合ってから変わらないのは、どんな格好をしていても彼女の中にかならずパンク精神というかロックを感じるのだ。
かわいいなんて言うなよ、かっこいいものが好きなんだ、って言われている気がして素敵なのだ。
昨日の彼女はまさにそんな感じ。
凛としていた。
waioはなーんも変わらない。
いつだってなーんも変わらない。
たぶん彼はマイペースなのだとみんなは思うだろう。
でも僕は知っている。
真っ向からダメージを背負ったときも彼だけは無理してでも明るく笑って後の二人に希望を与えている事を。
昨日も何も変わらず、慌てずに、waioとしてステージに上がっていた。
いや少しだけ変わったというか印象的だったのが、曲間にファンの人の「ヒューヒュー!」というあおりが響いた。
前のワンマンではそれに対して「マニアのファンの人は黙っといて!」と笑いを取ったwaioが昨日は曲間の歓声に嬉しそうに笑いながらチューニングをしている姿が素敵だった。
ベースアンプからは打ち込みの音が流れている。
これが今のMinxzneだ。
そう思った。
ベーシストがいないベースアンプの明かりを見ていると、彼らの今日までの苦労とこれからの明るい未来が見えて泣きそうになった。
waioのつくるメロディは素晴らしい。
僕もいろんな事を教えてもらった。
もっともっと前へいって欲しい。
でも僕たちだってそうだから頑張れとは言わない。
僕たちは互いを高め合い、そしてライバルであり、最後にみんなで肩を組んで笑いたい。
彼らはメンバーに女の子がいるのでたまにこうやって日記でアップするのも気が引けたり、うちのスタッフと家の近いメンバーがいて同じライブだった際には乗って帰ればいいのに、と思うがいろんな目を気にしてしまう。
でもなーんもないので、これからは堂々と絡んでいきたい。
ちなみに余談だが、先日のトリビュートライブでの最後のセッション、ファンの人の目を気にしてか誰も男性陣がyukariちゃんに絡んでいなかったのが面白かった。
もういっこ、余談ではあるが、僕がソロライブをして間がない頃、yukariちゃんがなぜか僕のソロを見に来てくれた事があった。いまだにそれがなんだったのかは分からない。悩んでいたのか、はたまた気まぐれか。
でも出来るならばあれから成長した今の僕のソロを見てほしいなぁと思ったりもする。
宣伝するつもりでこれを書いたのではないが、今月の25日にはMinxzoneが我らが地元姫路に来てくれる。
彼らがデビューする前、waioには暇しかなかった頃に無理矢理プライベートでつれて来た事はあるが、まさか一緒にライブが出来るなんて。
ぜひ彼らの演奏も楽しみにしていてほしい。
これは宣伝だが、そんな僕のソロライブも同じ日の昼にある。
いつ見に来るかって?
SAY!
ありがとう!
追記、昨日の来月の本八幡のライブのスケジュール間違っていました。
来月の19日でした!!
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