2008/07/11
我が家の屋上
7月21日発売される、会場限定CDの『EARLY TIMES』。
トップページでジャケットがアップされていたけど、見てもらえただろうか?
写真のあの場所、実は僕が長年住んでいた実家の屋上で撮影したものだ。
実家と言っても、マンション、もはや古すぎてマンションというよりはビルだ。
今はもう家族の誰も住んでいない実家の屋上での撮影。
小学一年生の時にこのビルに引っ越してきた。
絵本を買うお金もなかった我が家が奮発して引っ越してきたこのビル。
母が「お風呂が大きい!」と喜び、下見の段階でお湯も入っていない浴槽に何度も入っていたのを覚えている。
僕と兄貴も「めっちゃ広い!!」と興奮してはしゃぎまわった。
引っ越し初日、はしゃぎすぎてオロナミンCの容器に入れてあった洗剤を一気飲みして、嘔吐しまくり、幸せムードをぶちこわした僕。飲む方も飲む方だが、子供のがいるのにそんなもんに洗剤を入れておいておく方も問題である。
そんなおバカな我が家だが、それから20年近くそのビルに住んだ。
父と母と兄と僕。
4人様々な人生があっただろう。
嬉しい事があって思わず笑みがこぼれるような日や、悔しい夜、泣きたくてどうしようもなかった時。
家族で分け合った日もあれば、父と母だけで共有する思い。
僕と兄貴だけでの思い出。
もちろん、各々の生活の中の葛藤や幸せ。
僕らはそれらをすべて家にもって帰った。
家だけが4人のすべてを知っていたんだなぁ。
この屋上にも思い出はたくさんある。
好きな人が通るのを眺める為に上からずっと待っていた事もある。
ギターの練習もした。
そしてなによりも、前にも書いたけど、ここでジェームス・ブラウンの歌を生で聴いたのだ。
へなちょこなギターをかき鳴らしていた僕は、いつの間にか東京に出てデビューし、メンバーを連れてこの屋上に戻ってきた。
もはや家族のようになったメンバー。
代谷、清正君、ダイちゃん、僕、4人の思いを今度はどういう風に見ていたのだろう。
またひとつ、この屋上に思い出ができたなぁ。
ここに来るといつも力をもらう。
この場所が今回、アルバムのジャケットになった事がとても嬉しく思う。
お城の見えるこの屋上。
みんなに見てもらえるなんて、ちょっぴり照れくさいな。
でも、悪くないもんだ。
追記、渋谷O-WESTまであと10日
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