2008/07/25
あの人は今
今日本屋に立ち寄ったら、重松清さんの「ブルーベリー」という新刊が並んでいた。
結局、まだ読んでいない本が家に何冊もあるので買わなかったのだけれども、店を出た後も帯の文字が気になっていた。
「いろんな場所で、いろんな人たちと出会い、時を過ごした。それから年月は流れ、彼らは今、何をしているのだろう。かつて共に時を過ごした全ての人々に捧げる感動作」
僕にもいるなぁ。
あの人は何をしているのだろう?と思い出す人が。
お付き合いをした人は必ず年に一度くらいは「今はどんなだろうか」と思う。
女性はあまりこういう考えを持たないらしいが、男は思うんじゃないかな?
自らが壊した愛でさえも、「あの人は元気でやっているかな」と思うのだ。
これは別に過去の恋愛を引っ張っているのでもなく、ただただ思うのだ。
紐解けば、一度は同じ未来を夢見た仲、二人で叶えられなかった未来を今は過ごしているかなぁという思いが交錯しているというのもあるが。
あと、僕が思い出すのが、ほんの少しだけ同じ時間を共有した人。
友達の友達。
なぜか居酒屋で意気投合し、名刺を渡された人。
etc。
きっと僕の方が一方的に覚えているであろう人も。
僕はよく思い出す。
そして願わくば、その人達も僕の事を死ぬまでに一回は思い出してくれれば嬉しいなぁなんて思う。
そういえば先日、女友達が結婚した。
その旦那の兄貴が僕と知り合いだったらしく、その昔、僕に花見の人数合わせに招集をかけられ兄弟で呼ばれた事があるとの事。
「それは間違いなくオレか??」と聞き返したが、やはり僕との事。
覚えていない。
その兄弟の名前を言われても全く思い出せない。
僕に至ってはそう言うの珍しいのだが、狐につつままれたように思い出せない。
そういえば、20歳そこそこの頃は、僕の周りの連中が人気者だった事もあり、僕らの周りはいつも人で溢れていた。
電話一本で100人を集める事が出来ると豪語し、それを自慢げに話していたっけ。
バカだよなぁ、そう思う。
今僕はその100人のうち、1/3も思い出せない。
けどその兄弟は僕の事を、何年かに一回は「しげる君っていたよなぁ」って思ってくれていたのだろう。
嬉しいというよりも申し訳なさで一杯である。
一生でどれだけの人と出会い、別れ、そして忘れていくのだろう?
忘れてしまった人も、それは僕の中だけの話で、その人達は今この時も誰かと出会い生きているのだ。
僕がそうであるように。
忘れる事は仕方ない、と言わず、なるべくこの胸に刻んでおこうと思う。
君の事ももちろん。
追記、26日、姫路でストリートをしようかと思いましたが、スケジュール上厳しくなってしまいました。
すみません。
結局、まだ読んでいない本が家に何冊もあるので買わなかったのだけれども、店を出た後も帯の文字が気になっていた。
「いろんな場所で、いろんな人たちと出会い、時を過ごした。それから年月は流れ、彼らは今、何をしているのだろう。かつて共に時を過ごした全ての人々に捧げる感動作」
僕にもいるなぁ。
あの人は何をしているのだろう?と思い出す人が。
お付き合いをした人は必ず年に一度くらいは「今はどんなだろうか」と思う。
女性はあまりこういう考えを持たないらしいが、男は思うんじゃないかな?
自らが壊した愛でさえも、「あの人は元気でやっているかな」と思うのだ。
これは別に過去の恋愛を引っ張っているのでもなく、ただただ思うのだ。
紐解けば、一度は同じ未来を夢見た仲、二人で叶えられなかった未来を今は過ごしているかなぁという思いが交錯しているというのもあるが。
あと、僕が思い出すのが、ほんの少しだけ同じ時間を共有した人。
友達の友達。
なぜか居酒屋で意気投合し、名刺を渡された人。
etc。
きっと僕の方が一方的に覚えているであろう人も。
僕はよく思い出す。
そして願わくば、その人達も僕の事を死ぬまでに一回は思い出してくれれば嬉しいなぁなんて思う。
そういえば先日、女友達が結婚した。
その旦那の兄貴が僕と知り合いだったらしく、その昔、僕に花見の人数合わせに招集をかけられ兄弟で呼ばれた事があるとの事。
「それは間違いなくオレか??」と聞き返したが、やはり僕との事。
覚えていない。
その兄弟の名前を言われても全く思い出せない。
僕に至ってはそう言うの珍しいのだが、狐につつままれたように思い出せない。
そういえば、20歳そこそこの頃は、僕の周りの連中が人気者だった事もあり、僕らの周りはいつも人で溢れていた。
電話一本で100人を集める事が出来ると豪語し、それを自慢げに話していたっけ。
バカだよなぁ、そう思う。
今僕はその100人のうち、1/3も思い出せない。
けどその兄弟は僕の事を、何年かに一回は「しげる君っていたよなぁ」って思ってくれていたのだろう。
嬉しいというよりも申し訳なさで一杯である。
一生でどれだけの人と出会い、別れ、そして忘れていくのだろう?
忘れてしまった人も、それは僕の中だけの話で、その人達は今この時も誰かと出会い生きているのだ。
僕がそうであるように。
忘れる事は仕方ない、と言わず、なるべくこの胸に刻んでおこうと思う。
君の事ももちろん。
追記、26日、姫路でストリートをしようかと思いましたが、スケジュール上厳しくなってしまいました。
すみません。
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