2010/09/03
我が家は武家社会
父、母、兄、僕、これが我が家の家族構成。
いわゆる男子社会である。
これを読んでくれている人は女性が多いと思うので、今日書く事は「?」でしかないと思うのだが、全国の男社会で育った野郎どもが誤解されないように仕組みを書いておきたい。
そもそも、我が家では夏場は男どもはパンツ一丁である。
これが女兄弟がいると「やめてくれ!」とクレームがくる事があるらしいが、男社会では母は黙認。
さらに、これは我が家だけだと思うが、トイレに汚物入れたるものがなかった。
そりゃ男ばっかりに家に自分が使わないものがあれば子供はきっと気になるから、と言う配慮だと思う。
まさに母親の血のにじむような努力である。
ご飯の時は男社会が顕著に出る。
商売人の息子である僕は「男が厨房立ってどないするねん!そんな暇あったら金を稼げ!」とマインドコントロールされていたので、当然、御飯時に一度席に座るとそのまま。おかわりと茶碗を差し出すだけである。すると母親がすっとおかわりをいれてくれる。
ちなみに自分で行こうとすると、「入れたげるから」いつも母が率先してやってくれた。
これは決して過保護とはまた違ったもので、我が家なりの、男たるものの教育だったと思う。
そんな中で16年育ったある日の事。
僕は彼女の家ご飯を呼ばれる事になった。
その事を両親に話すと、親父が僕に笑いながらこう言った。
「ええかしげる。おかわりって彼女のお母さんに茶碗差し出したりするなよ。お前は男社会で育ったから分からへんやろうけど、女の子のいる家ではそんな事やったら礼儀知らずや。自分で入れにいくのもあれやから、おかわりどう?って聞かれたらいただきます!って言えよ。で、洗い物もします!と率先して言え。我が家のルールは通用せーへんからな」と教えられた。
実際、僕も彼女の家でカルチャーショックを受けたのだ。
この話をすると女性は「なんだ!?その男社会は!?わけわかめ!」と怒りにも似た感情を見せてくれるのだが、しかたない。
だって、あなたは女性である以上、男ばっかりの家族で育った事がないんだもの。
(話しそれるけど、こういう事でムキになって怒る人っていますよね。
こっちは「男社会にあわせてもらう!」と言っているわけではなく、父からもそれは通用しないぞ!と指摘されているのに、むこうはこっちの事を全く理解せずに、しかも知らない未知の世界の事をただイメージだけで毛嫌いする人。人生もったいなぁ、と悲しくなってしまう。)
草食系男子と、誰がどう見ても結果「男は肉食」なのにふざけたマスコミのいい加減なブームに流されているしょーもない男が増えたけど、やっぱり根本は強さである。若い時は強さが分からず単純に肉体の強さだと思い、昨日の日記のようにヤンキーに憧れるのだが、芯の強さである。
そして強さにはやせ我慢も必要。
ドシっ!と構えたフリをするのも大切な事だと思う。
男らしさ、を失いつつある昨今。
もてない男ばっかになってしまわないように、背中の大きい男を作っていってもらいたいものだ。
とは言え、「男が厨房立ってどないするねん!そんな暇あったら金を稼げ!」と吠えていた親父も、今では毎晩、母に料理を作っていると言うのだから、時代は今、完全に男に向かい風なのである。
とほほ。
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