最後の詩を君に捧げよう

今日この時　二度と帰らない貴重な時間を共に過ごしてくれた君に

最後の詩を捧げよう

君はどんな毎日をすごしている？

今日吹く風は　昨日吹いた風と違うのは分かるか？

誰も目にとめない　アスファルトの花に君は気づく事が出来るか？

寝静まった駅で自動販売機に夢を託し、

世界を覗くようにお金を探しているホームレスを知っているか？

家族の思いを背負い、深夜までトラックを走らせ、路肩に止めて深い寝息を立てる運転手

日々に何を感じている？

君のすぐそばで色んな出来事が起こっている。

君が腹一杯笑うすぐ横には　もうダメだとすべてを諦めた人がいる。

もうダメだとすべてを諦めた人のすぐ横で　諦めてたまるかと夢と戦う人がいる

諦めてたまるかと夢と戦う人のすぐそばで　夢を馬鹿にする人がいる。

夢を馬鹿にする人のすぐ横で　世界の平和を願う人がいる。

世界の平和を願う人のすぐそばで　恋人達がキスをしている

恋人達が　キスをしながら見ているテレビでは　今日も哀しいニュースが流れている

今日の哀しいニュースも忘れ　君は腹一杯笑っている

わかるかい　すべてが君だ

腹一杯　笑ったのも　もうダメだと諦めたのも　諦めてたまるかと夢と戦ったのも

夢をバカにしたのも　平和を願ったのも　恋人達のキスも　テレビの中の哀しいニュースも

すべて君に繋がっている。

君はいつかの誰かで　誰かはいつかの君なんだ

君はいつかの僕で　僕はいつかの君なんだ

すべてを他人事にしてはいけない

君の涙も　笑顔も　悔しさも　

切なさも　苦しさも　過ちも　

夢も　挫折も　新たなる希望も

きっと誰かが理解してくれる

僕らは繋がっている

君はいつかの誰かで　誰かはいつかの君なんだ

さぁ　君よ進め　

君の道を進め

不器用でも　いい　へたくそでもいい

確かなる一歩を刻め

強がりも　見栄も　プライドも

すべてを握りしめて進め

あぁ　輝く君の未来こそが、ボクの輝く未来なんだ

あぁ　輝くボクの未来こそが、君の輝く夢なんだ

なぜなら

君はいつかの僕で　僕はいつかの君なのだから



追記、僕の朗読ライブの一番最後に読むのが「最後の詩」なのだが、これはその前身というか、今読んでいるモノの前に書いたもの。
こうやって振り返ってみると、「流星のファンファーレ」の欠片が見えますね。

２９日（金曜日）のライブ。
演奏時間が長いみたいです！お楽しみに！！

１１月６日のソロライブもお待ちしております！